ギリシャ文字(デルタ・ガンマ・ベガ・シータ)
知識マップ投資理論・公式
ひとことで言うと
ギリシャ文字はオプション価格の各パラメータへの感応度。デルタはヘッジ比率として最も重要。ガンマはデルタの変化速度(凸性)。ベガはボラティリティへの感応度。シータは時間減価。
コール価格(緑)とデルタ(赤茶破線)の変化。ATMでデルタ≒0.5。ガンマはデルタの傾きであり、ATM付近で最大(デルタが最も急激に変化する)。
数式で表すと
Δ=∂C/∂S(コール0〜1、プット−1〜0)、Γ=∂²C/∂S²(正。ATMで最大)、ν=∂C/∂σ(正)、Θ=∂C/∂t(負。時間減価)。
試験に出る性質
デルタヘッジ
オプション 枚のポジションを 株で相殺するポートフォリオを「デルタ中立」という。ガンマが大きいとデルタが頻繁に変化するため、継続的な再調整が必要(ガンマリスク)。
ATM でガンマ・ベガが最大
ATM 付近では株価の小さな変化でオプションが ITM/OTM を行き来するため、デルタの変化(ガンマ)とボラティリティへの感応(ベガ)が最大になる。
デルタ中立ポートフォリオはガンマとの関係がある
デルタ中立かつガンマ中立にするためには、複数のオプションを組み合わせる必要がある(1 種類のオプションと原資産だけではガンマをゼロにできない)。
例で見る
、コール 100 枚(原資産 100 株相当)を保有:デルタ中立にするには 株を空売りする。株価が 1 円上昇すると、コールポジションは 円、空売りポジションは 円で相殺(瞬間的にデルタ中立)。
つまずきポイント
- コールのデルタは正(0〜1)、プットのデルタは負(〜0)。プットのデルタが正と間違えない。。
- シータ()は通常負(時間が経つとオプション価値は下がる)。例外的にディープ ITM のプットで正になることがある。
定着クイズ
コールオプションのデルタ()の取りうる範囲はどれか。
ガンマ()が最大になるオプションの状態はどれか。
デルタ中立ポートフォリオについて正しい記述はどれか。
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