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損保数理・用語
損保数理の試験では、複数分野の知識を横断して正誤を判定させる問題が毎年出る。似た概念の細部(インカードロスとペイドロスの違い、裾従属係数の上側と下側の違いなど)を正確に区別できるかが問われる、いわば知識の総仕上げ。
複数分野の記述を横断的に正誤判定する総合正誤問題は毎年出題される。
複数分野の知識を組み合わせて正誤を判定する複合問題。2016〜2021年度は「イ〜ハのうち正しいものの組み合わせ」を8択から選ぶ形式、2022年度以降は大問の空欄で「(A)〜(C)のうち内容が正しくないものをすべて選ぶ」形式として出題されている。個別の理論は各分野の概念ページを参照する。
損保数理では、複数分野にまたがる知識を正誤形式で問う「総合正誤問題」が毎年出題される。個々の性質を正確に覚えるだけでなく、似た概念(例:インカードロスとペイドロスの算式、裾従属係数の上側と下側の違い、コピュラの性質)の細部の違いを正確に区別できるかが問われる。
複数分野を横断して正誤を問う形式が毎年のように出題される
総合正誤問題は、損害率統計・支払備金・再保険・コピュラ・リスク尺度・破産理論などの性質を横断的に問う形式で、2016〜2024年度のうち9年度で出題されている(2025年度は出題なし)。
2022年度に解答形式が「組み合わせ8択」から「正しくないものを全選択」に変わった
2016〜2021年度は「イ〜ハのうち正しいものの組み合わせ」を(A)全て正しい〜(H)全て誤りの8択から選ぶ形式だった。2022年度以降は大問の空欄として「(A)〜(C)のうち内容が正しくないものをすべて選び、いずれも正しい場合は(D)」という複数選択形式に変わっている。
誤りの選択肢は類似概念の細部を入れ替えて作られる
誤りの記述は、似た概念の定義や算式を部分的に入れ替えた形で作られることが多い。実例として、インカードロスの算式で当年度末支払備金と前年度末支払備金を入れ替える(2016年度問題2Ⅴ(3))、個別見積法の対象を既報告未払損害から既発生未報告損害に差し替える(2016年度問題2Ⅴ(1))、コピュラの裾従属の向きを上側と下側で反転させる(2023年度)などがある。
次の3つの記述の正誤を判定する。
(1)インカードロスは支払保険金と支払備金の増分の和である。
(2)クレイトン・コピュラは上側の裾に強い従属をもつ。
(3)無相関ならば必ず独立である。
(1)は正しい(S016参照)。(2)は誤り。クレイトン・コピュラは下側の裾に従属をもち、上側裾従属係数は0である(S067参照)。(3)は誤り。一般には無相関は独立を意味しない(S065参照)。
総合正誤問題の出題形式の説明として正しいものはどれか。
総合正誤問題で誤りの選択肢が作られる典型的な手法として正しいものはどれか。
「上側裾従属係数は0だが下側裾従属係数は正の値をとる」という記述が当てはまるコピュラとして正しいものはどれか。