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生保数理・公式・利息の計算・確定年金
お金の増え方を言い表す単位はひとつではない。「1年で何%増えるか」が利率 、「いま何%割り引くか」が割引率 、「一瞬あたり何%増えるか」が利力 。同じ増え方を別の物差しで測っているだけなので、どれか1つが決まれば残りは全部決まる。生保数理の1問目は、この翻訳が正確にできるかを毎年のように聞いてくる。
利率5%のときの各指標。割引側(d・d⁽ᵏ⁾)が左、利息側(i・i⁽ᵏ⁾)が右で、利力δが両者の境目に位置する。
元本1が1年後に になるとき、 を利率という。同じ増え方を別の角度から測ったものが次の3つである。
設定:。すべての指標を並べる。
、
予定利率が のとき、利力 の値に最も近いものはどれか。
のとき、常に成り立つ大小関係はどれか。
のとき、 に等しいものはどれか。
利力δ・利率i・割引率d・現価率vの相互関係。連続複利δと1年複利iはで結ばれ、、が基本恒等式となる。
と は「1年後に測るか、いま測るか」の違いにすぎず、 という簡潔な関係で結ばれる。
名称利率(名目利率):年 回に分けて利息を付けるとき、1回あたりの利率を と書き、 を「転化回数 回の名称利率」という。定義は すなわち 、 である。
大小関係は次のとおりで、 が大きくなるほど に近づく。 「割引側は より小さく、利息側は より大きい」と覚えるとよい。 でどちらも に収束する。
微分も頻出である。 なので となり、 で微分すると指数が1つ上がり、 で微分すると上がらない。この1個の差が正誤問題の枝になる。
割引側は必ず利力より小さく、利息側は必ず利力より大きい。 を増やすとどちらも に収束する。 なら 。この階層をそのまま正誤の枝にするのが2020年度問題1(2)( と の大小)と2023年度問題2(1)( と の大小)である。
、、、
利率・現価率・割引率・利力は1つ決まれば残りが全部決まる。 は
、 で指数が1つずれる
を で微分すると
年金現価を上から抑える定数は、期始払なら 、連続払なら
、 はいずれも常に成り立つ(生命年金でも 、)。一方 は のため一般には言えない。2020年度問題1(2)はこの入れ替えを枝にしている。
(1) 恒等式の確認。、、。いずれも一致する。
(2) 名称利率。、、、。
並べると 、すなわち となり、 を増やすほど両側から に寄る。
(3) 名称利率は「年利」ではない。転化回数12回・年 の名称利率が与えられたとき、実際の年利は で、 より大きい。この差 ポイントが大小比較問題の勝負どころになる。