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年金数理・公式・年金数理の基礎
「1年後の1円は、いまいくらか」を決めるのが利率。年1回で見るか()、割引の側から見るか()、瞬間で見るか()——角度が3つあるだけで、中身は1つの利回りである。
予定利率2.0パーセントのときの割引率・利力・予定利率を数直線に並べたもの。利回りが正であるかぎり、この左右の順序は入れ替わらない。
予定利率 を1つ決めると、現価率 ・割引率 ・利力 が芋づる式に決まる。
は利回りが正であるかぎり必ず成り立つ
なので
<計算の前提> 予定利率 (B1〜B7 と同じトイモデル)
(1) 4つの量を出す
予定利率 が正であるとき、割引率 、利力 、予定利率 の大小関係として正しいものはどれか。
割引率 の表し方として誤っているものはどれか。
予定利率 2.0 パーセントのとき、3年後に受け取る 1,000,000 円の現価に最も近いものはどれか。
関連問題は現在準備中です。
予定利率 ・現価率 ・利力 の相互関係。年金数理のすべての現価計算は と の上に載る。連続モデルでは利力を直接使う。
3つは同じ利回りを別の角度から見たもの
(1) =1年で付く利息を期初の元本で割った率 (2) =1年で付く利息を期末の元本で割った率(割引率) (3) =瞬間の増え方(利力)。連続モデルはここを使う
大小関係は必ず $d<\delta<i$
であれば例外なくこの順になる。分母が大きいほど率は小さくなるので は当然で、 はその中間に必ず入る。本試験は「利力は予定利率より小さい」という向きだけを問うことがある。
年金数理では「割引の入れ物」として使う
現価計算はすべて か の形で入ってくる。基数 も、確定年金 も、入口はここ1つである。
予定利率が期間で変わるとき
年後の現価率は各年の の積 で持つ。平均の利率を先に作って とはしない。凸性のぶんだけ必ずずれる。
と と は同じ量である
3つの書き方はどれも同値で、問題文がどの形で与えても残り2つに書き換えてよい。確定年金
が離散モデルと連続モデルの橋になる
離散の割引 と連続の割引 は完全に同じ量である。連続モデルの設問(`NEN010`・`NEN055`)で が出てきたら、 で離散側の道具に戻せる。
予定利率が期間で変わるときは の積で持つ
年後の現価率は である。平均の利率 を先に作って とすると凸性のぶんだけずれる。財政再計算で予定利率を引き下げる設問(`NEN071`)では、変更前後で を分けて掛ける。
分割払の名目利率は を上げると利力に近づく
の順に並ぶ。 の極限が両側とも である。年 回払年金(`NEN009`)の近似式はこの並びから出てくる。
( と一致する)
で が成り立っている。
(2) 3年後の 1,000,000 円の現価
なので現価は 円。
利力で計算しても で同じ値になる。
(3) 利力を予定利率で代用すると
⇒ 円。
3年でも 557 円ずれる。 の近似は答えの桁を選ぶ問題では使えない。