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生保数理・公式・生命関数・生命表・定常人口
生命表の生存者数 l_x を「なめらかな1本の曲線」とみなして、その減り方の勢いを測ったものが死力。死亡率が「1年でどれだけ減るか」なのに対し、死力は「今この瞬間どれだけの勢いで減っているか」を表す。勢い(死力)を足し合わせれば生存確率が出る——生保数理の計算はすべてこの往復でできている。
死力は、生存者数曲線の接線の傾きを、その時点の生存者数で割って符号を変えたもの(相対的な減少速度)。
生存者数・生存確率と死力
年齢の生存者数をとし、これを年齢の連続関数とみなす。歳の人が年後も生存している確率は
死力は生存者数の対数微分に負号を付けたもの
(1) 死力が一定の場合:(すべての)とすると
死力がすべての年齢で 一定であるとき、 に最も近いものはどれか。
であるとき、 に最も近いものはどれか。
死力に関する記述として正しいものはどれか。
で、その余事象がである。
死力は、の相対的な減少速度として
と定義される。これをからまで積分して指数に戻すと
が得られる。死力から生存確率へは「積分して指数」、生存確率から死力へは「対数を微分して符号反転」——この往復が生命関数の全計算の入口である。
また、歳の人が年後の瞬間に死亡する確率密度は
であり、これを積分すれば死亡確率になる。この密度は平均余命(SEI009)・保険の一時払純保険料(SEI022)・連生の死亡順序確率(SEI047)のいずれでも同じ形で現れる。
生存確率は死力の積分の指数で書ける
。死力が区間ごとに違う形で定義されていても、区間を分けて積分を足せばよい(2025年度問題1(2)はde Moivre型の死力から生存確率を求めさせる)。
死亡の確率密度は である
「そこまで生き延びる確率」×「その瞬間の死力」。平均余命・純保険料・連生の順序確率のいずれもこの密度を積分して作る。積分の中身を組み立てるときは、必ずこの2つの因子に分けて考える。
死力は確率ではないので1を超えうる
は単位時間あたりの瞬間的な強度(ハザード)であり、。de Moivre型ではでに発散する。一方は確率なので必ずに入る。
である。死力一定なら生存確率は年齢によらず経過年数だけで決まる。
(2) 生命表からの計算:(de Moivre型・)とすると、、 なので
である。死力は で、(1)の設定と歳時点では一致するが、 なので年齢とともに増えていく点が違う。
(3) 密度からの積分:同じ生命表で を密度から求めると
となり、 と一致する。