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ポートフォリオの期待収益率

知識マップ

投資理論公式

ひとことで言うと

複数の資産を組み合わせたポートフォリオ(資産の組み合わせ)の平均的なリターン。各資産の期待収益率を投資比率で加重平均するだけで求まる。

数式で表すと

E[RP]=iwiE[Ri]E[R_P] = \sum_{i} w_i E[R_i]wi=1\sum w_i = 1

複数の資産を組み合わせたポートフォリオの期待収益率。各資産の期待収益率を投資比率で加重平均したもの。

n 種類の資産に投資比率 w1,w2,,wnw_1, w_2, \ldots, w_n(合計 wi=1\sum w_i = 1)で投資するとき、ポートフォリオの期待収益率は E[RP]=i=1nwiE[Ri]E[R_P] = \sum_{i=1}^{n} w_i E[R_i] で計算できる。これは期待値の線形性(E[aX+bY]=aE[X]+bE[Y]E[aX+bY]=aE[X]+bE[Y])から直接導かれる。 たとえば株式(期待収益率 10%)に 60%、債券(期待収益率 3%)に 40% 投資すれば、期待収益率は 0.6×10%+0.4×3%=7.2%0.6 \times 10\% + 0.4 \times 3\% = 7.2\% となる。

試験に出る性質

線形性が成立する

期待収益率は投資比率の加重平均になる。分散(リスク)はこの線形性が成立しないため注意。

空売りや比率 1 超も許容

理論上は wi<0w_i < 0(空売り)や wi>1w_i > 1(レバレッジ)も可。ただし wi=1\sum w_i = 1 は常に維持。

ポートフォリオの期待収益率は各資産の間に収まる

投資比率がすべて 0 以上のとき、minE[Ri]E[RP]maxE[Ri]\min E[R_i] \leq E[R_P] \leq \max E[R_i]

例で見る

株式 A(期待収益率 12%)に 40%、株式 B(期待収益率 8%)に 35%、債券 C(期待収益率 3%)に 25% 投資する場合:E[RP]=0.40×12%+0.35×8%+0.25×3%=4.8%+2.8%+0.75%=8.35%E[R_P] = 0.40 \times 12\% + 0.35 \times 8\% + 0.25 \times 3\% = 4.8\% + 2.8\% + 0.75\% = 8.35\%

つまずきポイント

  • 期待収益率は加重平均で計算できるが、分散(リスク)は加重平均にならない。共分散項が加わるため、単純な加重平均より小さくなりうる(これが分散投資の効果)。
  • 投資比率の合計が 1 であることを確認する。レバレッジ(借入投資)を使う場合は wi>1w_i > 1 の資産と wj<0w_j < 0 の安全資産が組み合わさり、合計は依然として 1。

定着クイズ

株式 A(期待収益率 10%)に 40%、株式 B(期待収益率 6%)に 60% 投資するポートフォリオの期待収益率はどれか。

ポートフォリオの期待収益率について正しい記述はどれか。

3 資産に均等(各 1/3)に投資するとき、資産の期待収益率がそれぞれ 12%、9%、6% の場合、ポートフォリオの期待収益率はいくらか。

関連:#R002#R003

この用語を扱う問題(0

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