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会計・用語・財務諸表・簿記の仕組み
製品の原価は「何を使ったか」の記録の仕方で計算方法が変わる。実際にかかったコストをそのまま使うのが実際原価計算、あらかじめ決めた『あるべき原価』(標準原価)で計算し、実際との差(差異)を分析するのが標準原価計算、固定費を含めず変動費だけで原価を計算するのが直接原価計算。
標準原価と実際原価の差(原価差異)は、価格要因(価格差異)と消費量・能率要因(数量差異)に分解して分析する。
原価計算には主に3つの方法がある。 実際原価計算:財貨・用役の実際消費量と実際の取得価格(予定価格を含む)を用いて製品原価を計算する方法。 標準原価計算:財貨・用役の消費量を科学的・統計的調査に基づいて能率の尺度となるように設定し(標準消費量)、これに予定価格または正常価格(標準価格)を用いて製品原価を計算する方法。実際発生額との差(原価差異)を、価格要因と数量(能率)要因に分解して分析する(原価差異分析)。 価格差異標準価格実際価格実際消費量 数量差異標準消費量実際消費量
実際原価計算・標準原価計算・直接原価計算の違い
実際原価計算は実際の消費量・価格を使用。標準原価計算はあらかじめ設定した標準消費量・標準価格を使用し、実際との差異を分析する。直接原価計算は変動費のみで原価を計算し、固定費は期間費用とする。
標準原価計算の差異分析(価格差異・数量差異)
原価差異=価格差異+数量差異。価格差異=(標準価格-実際価格)×実際消費量、数量差異=(標準消費量-実際消費量)×標準価格で計算する。
直接原価計算は外部報告に使用不可
直接原価計算は管理会計(損益分岐点分析等)には有用だが、財務諸表の作成に採用できる取得原価は実際原価計算または標準原価計算によるものに限られる。
ある材料の標準価格は@100円、標準消費量は500kg。実際には@105円で520kg消費した。
価格差異円(不利差異)
数量差異
ある材料の標準価格は@50円、標準消費量は300kg。実際には@48円で320kg消費した。価格差異はいくらか(有利差異はプラス、不利差異はマイナスで解答)。
製品原価の計算方法に関する記述のうち、正しいものはどれか。
製造に要する諸費用を変動費と固定費に分類し、変動費だけを用いて製品原価を計算する方法を何というか。
原価計算には、実際の消費量・価格で計算する実際原価計算、科学的・統計的に設定した標準原価で計算する標準原価計算、変動費のみで製品原価を計算する直接原価計算がある。
合計の原価差異円(不利差異)。