多段階成長DDM
知識マップ投資理論・公式
ひとことで言うと
企業の成長は一定ではない。高成長期(設立直後・新技術等)の各期配当を個別に割り引き、安定成長移行後はゴードン成長モデルを使ってターミナルバリューを計算し、その現在価値を加える。
高成長期(薄緑)の配当現在価値とターミナルバリュー(TV)現在価値(赤茶)の合計が株式価値。実際にはターミナルバリューが全体の 60〜80% を占めることが多い。
数式で表すと
高成長期(t=1~T)の配当PVと、その後の定率成長ターミナルバリューPV(P_T)の合計。P_T = D_{T+1}/(r−g₂) がゴードン価値。
試験に出る性質
ターミナルバリューが価値の大部分を占める
高成長が 3〜5 年でも、ターミナルバリューが株式価値全体の 60〜80% になることが多い。安定成長率 の仮定が評価結果に大きく影響する。
高成長期の長さ T をどう設定するか
業界の競争環境・特許・市場シェアなどを考慮して設定。10 年を超える高成長期仮定は通常非現実的。
3 段階モデルへの拡張も可能
高成長 → 逓減成長 → 安定成長の 3 段階モデルも試験に登場する。各段階で同じ「個別割引 + ゴードン価値の繰り返し」の構造。
例で見る
、高成長 (3 年間)、安定成長 、 のとき: 円
つまずきポイント
- (安定成長期の最初の配当)は 。 ではない(高成長率で伸ばし続けない)。移行後の成長率 を使う。
- ターミナルバリュー を割り引く指数は (高成長期の長さ)。 と間違えないこと。
定着クイズ
円、高成長 (2 年間)、安定成長 、 のとき、ターミナルバリュー (2 年後時点の価値)はいくらか(小数第 1 位まで)。
多段階成長 DDM でターミナルバリュー(TV)が全体の株式価値に占める割合について正しい記述はどれか。
ターミナルバリュー の の計算に使う成長率はどれか。
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