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経済・公式・費用理論・完全競争
完全競争市場では個々の企業は市場価格をそのまま受け入れる(プライス・テイカー)しかない。この価格水準のもとで利潤を最大化するには「もう1単位売ったときの収入増加(限界収入)= コスト増加(限界費用)」つまりP=MCが成立する生産量を選ぶ。
完全競争市場での利潤最大化。価格Pが水平線として与えられ(MR=AR=P)、MC曲線との交点Q*で利潤が最大。網掛け部分が生産者余剰(収入-可変費用)。長期均衡ではP=MC=ACで超過利潤ゼロ。
完全競争ではP(市場価格)をプライス・テイカーとして受入れ、P=MCで利潤最大化。長期均衡ではP=AC=MC(超過利潤ゼロ)。生産者余剰=総収入−可変費用(供給曲線上方三角形)。
完全競争市場の4条件: ① 多数の買い手・売り手(個々の市場支配力なし) ② 同質の財(差別化なし) ③ 自由な参入・退出 ④ 完全情報
利潤最大化条件(P=MC): 利潤
完全競争企業の供給曲線
個々の企業の供給曲線はMC曲線(AVCより上の部分)。市場全体の供給曲線は各企業のMC曲線を水平に集計したもの(個別供給の水平和)。
超過利潤ゼロの長期均衡
長期均衡でP=AC(経済的利潤ゼロ)。ただし会計利潤はゼロではなく、正常利潤(機会費用に等しい利潤)が含まれる。経済学の費用には機会費用(自己資本のコスト等)が含まれるため。
完全競争 vs 独占の比較
独占:MR < P(価格 > 限界費用)、MR=MCで利潤最大化、P>AC(超過利潤が持続)。完全競争:MR=P、P=MC、長期でP=AC。独占は余剰の損失を生じさせ社会的効率が低い。
生産者余剰・利潤・固定費用の関係
生産者余剰 = 総収入 − 可変費用 = 利潤 + 固定費用。したがって固定費用がある場合は「利潤 < 生産者余剰」、固定費用がゼロの場合のみ「利潤 = 生産者余剰」となる。過去問(H29・2019・2021・2023・2025)が繰り返し問う頻出関係。
市場価格 P = 80 円、総費用 C = 100 + 2Q + Q²
MC = 2 + 2Q、P = MC → 80 = 2 + 2Q → Q* = 39
利潤 = 80×39 − (100 + 2×39 + 39²) = 3,120 − (100 + 78 + 1,521) = 1,421 円
P = 80 > AVC = (2×39 + 1,521)/39 = 41→ 生産継続が合理的
完全競争市場において企業が利潤を最大化する生産量の条件として正しいものはどれか。
完全競争市場の短期において、企業が操業を停止すべき条件はどれか。
完全競争市場の長期均衡において成立する条件として正しいものはどれか。
操業停止条件: ・短期: なら生産ゼロ(可変費用すら回収できない) ・ なら生産を続ける(固定費はサンクコストとして無視)
長期均衡(P=MC=AC): ・超過利潤が発生→新規参入増加→価格下落 ・利潤がマイナス→退出増加→価格上昇 ・長期的にP=ACで超過利潤ゼロに落ち着く
生産者余剰: (MC曲線と価格線の間の面積)