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年金数理・用語・未積立債務と特別保険料
毎年いくら払うかを1本に固定せず、下限と上限の帯の中から選べるようにする方法。業績のよい年は多く、苦しい年は少なく払える。下限は0ではない。
未積立債務 2,410.09 を償却期間10年以上20年以下の弾力償却で返す場合の帯。初年度は 144.50 から 263.05 のあいだ。下限で払うと残高は 2,310.90 にしか減らず、翌年度の帯もそのぶん下がる。
財政状況に応じて償却額を上下に振れる幅を持たせる償却方法。下限と上限の間で拠出額を選べるため、単年度の負担を平準化できる。
弾力償却では、償却期間に幅を持たせる。2019年度 問題4(1) は「未積立債務を償却期間 10 年以上 20 年以下の弾力償却にて償却する」と明記し、〜 年度は償却期間20年の特別保険料、〜
帯の下端は長い償却期間、上端は短い償却期間
が下限、
<計算の前提> 共通トイモデル。未積立債務 、予定利率 2.0 パーセント、年1回期初払い、償却期間は10年以上20年以下。
未積立債務 を償却期間10年以上20年以下の弾力償却で返すとき、初年度に選べる拠出額の範囲はどれか。、 とする。
未積立債務 、予定利率 2.0 パーセント、年1回期初払いで、初年度に下限の を拠出した。1年間で未償却残高はいくら減るか。
弾力償却の説明として正しいものはどれか。
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帯の作り方
その時点の未償却残高 に対して
・下限 (長い償却期間ほど1年あたりは軽い) ・上限 (短い償却期間ほど1年あたりは重い)
年度ごとにこの帯の中から選んでよい。上限で払い続ければ10年で、下限で払い続ければ20年で完済する。
期間の長短と額の大小は逆向き
「償却期間の上限が20年」は「拠出額の上限」ではない。長い期間のほうが1年あたりは軽いので、期間の上限が額の下限に対応する。ここが取り違えやすい。
足りるかどうかは収入現価で判定する
年度ごとに違う償却期間を使う場合、その組合せで足りるかは、特別保険料収入現価の合計が未積立債務を下回らないかで判定する。2019年度 問題4(1)-03 は、下回らない範囲で最も短い償却期間を選ばせている。
帯は毎年作り直す
未積立債務には予定利率ぶんの利息が付き、拠出したぶんだけ残高が減る。帯は残高に比例するので、初年度の帯を固定して使い回さない。
帯は残高に比例するので毎年作り直す
残高 で 〜、残高 で 〜。初年度の帯を固定しない。
年度ごとに違う償却期間を選んでよい
2019年度 問題4(1) は3年度ぶんを20年、2年度ぶんを10年、以降を15年とする組合せを扱っている。
足りるかは特別保険料収入現価で判定する
収入現価の合計が未積立債務を下回らなければよい。2019年度 問題4(1)-03 はその範囲で最も短い期間を選ばせている。
下限で払い続けても完済はする
下限は20年償却にあたるので、20年かければゼロになる。定率償却と違い残高は残らない。
(1)初年度の帯
下限 、上限
この 〜 のどこを選んでもよい。
(2)下限を選んだとき
残高の減りは 。拠出額 のうち元本に回ったのは 7 割弱で、残りは利息に消えている。
(3)上限を選んだとき
減りは で、下限の 倍である。
(4)翌年度の帯
残高 に対して下限 、上限 。帯そのものが残高に比例して下がる。初年度の帯を固定して使い回すと、償却が終わったあとも払い続ける計算になる。