読み込み中…
読み込み中…
年金数理・用語・未積立債務と特別保険料
財政再計算でいったん整理したはずの穴が、そのあとまた開くこと。実績が予定とずれたり、予定していない年齢の人が入ってきたりすると生まれる。毎年出続ける型がある。
財政再計算で 2,410.09 を償却計画に乗せたあと、58歳で100人が新規加入すると 281.97 の後発債務が別に乗る。下の帯は計画どおり減っていくので、上の帯だけを取り出して別の計画を立てる。
未償却残高を引いた残りが後発債務
は未積立債務の全部。そこから償却計画に乗っているぶんを引く。
加入年齢方式では毎年発生する型がある
2025年度 問題2(2)-01 は、特定年齢より高い年齢での新規加入により毎年発生する後発債務を扱っている。
特定年齢ちょうどの加入では発生しない
<計算の前提> 共通トイモデル(特定年齢57歳の加入年齢方式・・予定利率2.0パーセント)。予定にない58歳で 100 人が新規加入した。
(1)57歳加入なら後発債務は出ない
後発債務を表す式はどれか。 を実績の責任準備金、 を実績の積立金、 を償却計画に乗っている未積立債務の未償却残高とする。
特定年齢57歳の加入年齢方式(1人あたり標準保険料 )の制度に、58歳で 100 人が新規加入した。58歳の給付現価が 、人数現価が のとき、発生する後発債務はどれか。
後発債務が発生する場面として正しいものはどれか。
関連問題は現在準備中です。
財政再計算の後に、実績と予定の乖離やベースアップ・新規加入で新たに発生した未積立債務。当初の過去勤務債務とは別に償却計画を立てる。
生まれ方は3つ
① 実績と予定の乖離:運用利回りが予定利率を下回る、脱退が予定より少ない、など ② ベースアップ:過去の加入期間に対応する給付まで膨らむと責任準備金が増える。2022年度 問題2(1)-02 は、一律 のベースアップ後の責任準備金 と後発過去勤務債務 を表す式の空欄5個を問うている ③ 予定と違う年齢の新規加入:加入年齢方式は特定年齢での加入を前提に標準保険料を決めているので、それより高い年齢で加入した人には最初から責任準備金が立つ
③は一度きりではなく毎年出る
2025年度 問題2(2)-01 は Trowbridge モデルで 歳と 歳が の割合で加入する集団に特定年齢 歳の加入年齢方式を採り、新規加入によって毎年発生する後発債務の額は 歳での新規加入者の責任準備金の合計である、と結論している。事故ではなく制度設計から出る構造的なずれである。
当初の債務とは別に償却する
後発債務には別の償却計画を立てる。だから未償却過去勤務債務残高と後発債務は分けて管理する。2020年度 問題1(5) は財政再計算による後発過去勤務債務の有無を正誤で問うている。
ベースアップは過去期間分に及ぶかどうかが分かれ目
2022年度 問題2(1)-02 は、過去の給与累計には影響せず将来にわたって 倍になる場合を扱っている。
当初の過去勤務債務とは別に償却計画を立てる
だから未償却残高と後発債務は帳簿の上で分けて管理する。足したまま1本の計画にしない。
特定年齢での加入は、定義上ちょうど責任準備金 になる。
(2)58歳加入は最初から責任準備金を持つ
給付現価
人数現価
(3)後発債務
58歳加入が毎年 100 人ずつ続くなら、毎年 の後発債務が発生する。
(4)なぜ出るのか
標準保険料 は57歳から3年間払う前提で決めた率である。58歳加入者からは2年ぶんしか取れないのに給付は の確率で出る。その差が責任準備金として最初から立つ。