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損保数理・用語・統計的推測
観測データが実際に得られる「もっともらしさ(尤度)」を最大にするパラメータの値を推定量として採用する方法。対数尤度を微分して0とおくことで解を求めるのが基本手順。
尤度関数L(θ)を最大にするθの値θ̂を最尤推定量とする。
パラメータ のもとで観測データが得られる尤度(同時確率・密度) を最大化する値を推定量とする方法。実務では対数尤度 を微分して0とおいて解く。損保数理では免責金額・支払限度額による打切りデータ(切断・打切り込みの尤度)に対する推定が頻出。
最尤推定では、パラメータのもとで観測データが得られる尤度
指数分布の最尤推定量は
指数分布
指数分布に従う5件のデータの合計が40のとき、最尤推定量は
指数分布に従う8件のデータの合計が64のとき、最尤推定量λ̂に最も近いものはどれか。
免責金額が設定された打切りデータの最尤推定に関する記述として正しいものはどれか。
対数正規分布に従うデータの最尤推定に関する記述として正しいものはどれか。
を最大化するを推定量とする。実務では対数尤度をで微分して0とおき、を解く。
指数分布の場合、対数尤度を微分すると最尤推定量は(標本平均の逆数)となる。損保数理では、免責金額・支払限度額により観測データの一部が切断・打切りされている場合の最尤推定が頻出で、この場合は通常の密度関数の積ではなく、打切られた観測には生存関数()を使った尤度を立てる必要がある。
打切りデータでは生存関数を使った尤度を立てる
免責金額・支払限度額により一部の観測が切断・打切りされたデータでは、通常の密度関数の積ではなく、打切られた観測に生存関数()を使った尤度関数を立てる必要がある。
対数正規分布は対数変換後の標本平均・標本分散がそのまま最尤推定量になる
対数正規分布に従うデータでは、対数変換したデータの標本平均・標本分散が、正規分布の平均・分散のパラメータの最尤推定量にそのまま一致する(2020年度問題4、2025年度問題3)。