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損保数理・定理・損害額分布モデル
観測される中で最大の損害額(史上最大クラスの事故)はどんな分布に従うか、という理論。標本数を増やして最大値を適切に基準化すると、常に同じ3つの型(グンベル型・フレシェ型・ワイブル型)のいずれかに近づく(フィッシャー・ティペットの定理)。
標本の最大値 を適切に基準化した分布は、グンベル型(F(x)=exp(-e^-x))などの極値分布に法則収束する(フィッシャー・ティペットの定理)。
独立同分布の損害額 の最大値を
標本最大値の基準化分布はグンベル型に法則収束する
標本最大値を適切に基準化した分布はグンベル型に法則収束する。これを用いて90%VaR等の分位点を計算できる(2016年度問題1)。
極値理論の法則収束は最大支払保険金のVaR評価にも応用できる
最大支払保険金の分布も極値理論の法則収束で近似でき、これを用いてVaRを評価できる(2022年度問題2)。
標本の最大値 を基準化した確率変数がグンベル型
グンベル型の極値分布の分布関数(基準化後の変数Zについて)はどれか。
標本の最大値を基準化した確率変数Zがグンベル分布に従うとき、Pr(Z≤x)=0.9となるxに最も近いものはどれか。
元の損害額分布の裾が指数的に減衰する(指数分布のような)場合、標本の最大値はどの型の極値分布に収束するか。
標本の最大値(極値)の漸近的な確率分布を扱う理論。適切に基準化した最大値の分布は、一般化極値分布(フレシェ・ワイブル・グンベルのいずれか)に法則収束する(フィッシャー・ティペットの定理)。巨大損害の評価に用いる。
という形になる。どの型に収束するかは元の分布の裾の性質による:指数分布のように裾が指数的に減衰する分布はグンベル型、パレート分布のように裾がべき乗的に減衰する(重い)分布はフレシェ型、有限の上限をもつ分布はワイブル型に対応する。巨大損害(史上最大クラスの事故)の評価に用いる。
となる。基準化定数を 、 とすると、 の90%点はおよそ と評価できる(数値は説明用の仮定)。