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生保数理・公式・連生
2人の人生を1本の「状態」として扱うための考え方。両方とも生きている状態を同時生存、少なくとも一方が生きている状態を最終生存者と呼ぶ。独立なら同時生存は掛け算、最終生存者は「足して重なりを引く」(包除)で書ける——連生の計算はほぼこの2つだけで進む。
重なり(両者生存)が同時生存の確率、2つの円全体(少なくとも一方生存)が最終生存者の確率にあたる。
連生では、2つの生命をまとめて1つの「状態」とみなす。基本になる状態は次の2つである。
①同時生存状態 :との両方が生存している状態。 ②最終生存者状態
独立なら同時生存は積、最終生存者は包除で書ける
とが独立で、年生存率がそれぞれ
(x)と(y)は独立で、t年生存率がそれぞれ 、 である。最終生存者の生存確率 はいくらか。
独立な2生命について、最終生存者の生存確率 の正しい表現はどれか。
独立な2生命について、t年以内に(x)と(y)の両方が死亡する確率の正しい表現はどれか。
2生命の生存に関する確率。同時生存(両者生存)と最終生存者(少なくとも一方生存)の関係が基本恒等式となる。
との死亡が独立なら、年後にそれぞれの状態が続いている確率は
と書ける。前者は独立性による積、後者は包除原理(足して重なりを引く)である。
死亡側に読み替えると、(年以内に両方死亡)、(年以内に少なくとも一方死亡=第一死亡が起こる)となる。生存側の「同時」と死亡側の「同時」は指すものが逆になるので、記号ではなく日本語の意味に戻して確かめるとよい。
3生命以上でも考え方は同じで、包除原理を項数を増やして適用するだけである。同年齢人なら二項展開でちょうど人生存の確率も書ける。
死亡側では「同時」と「最終生存者」の役割が入れ替わる
(両方が死亡)で、(少なくとも一方が死亡=第一死亡)。生存側の積が同時生存だったのに対し、死亡側の積は最終生存者側に対応する。
3生命以上は包除原理を項数を増やして適用する
3生命なら 。同年齢人なら二項展開でちょうど人生存の確率が書ける(2022年度問題1(6)は同年齢3人の連生確率からを逆算させ、2019年度問題2(8)は4人のちょうど2人生存確率を包除で分解させる)。
同時生存:
最終生存者:
検算として、年以内に両方が死亡する確率を直接計算すると
であり、 と一致する。
同年齢3人(各、独立)なら、全員生存が 、少なくとも1人生存が 、ちょうど2人生存が である。