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モデリング・用語・吸収・ランダムウォーク
1ステップごとに+1か-1に確率p,qで進む単純な確率過程です。上端Nか下端0に達すると停止する設定(ギャンブラーの破産問題)が定番です。
「資金がいくらかの目標額に達する前に0になる(破産する)確率」など、到達確率や到達までの時間を求める問題でよく使われる枠組みです。
±1ずつランダムに上下する経路。上端Nか下端0に達すると吸収される(破産・目標達成のモデル)。
単純ランダムウォークは、各ステップで+1を確率p、-1を確率qで動く確率過程です。0とN(吸収壁)を設定し、どちらかに到達したら停止するという設定が「ギャンブラーの破産問題」として知られています。
公正な場合()、現在の位置iから出発してNに先に到達する確率は となります。これは直感的にも納得しやすく、出発点が目標Nに近いほど先にNに到達しやすいことを意味します。
同じ公正な場合、Nか0のどちらかに到達するまでの期待ステップ数は
基本ルール
各ステップで+1を確率p、-1を確率qで動く。
公正な場合の到達確率
(のとき)。
N=10, 出発点i=3, 公正()のとき、Nに先に到達する確率は 。期待ステップ数は
N=20, 出発点i=5, 公正なランダムウォークでNに先に到達する確率は?
公正なランダムウォーク(N=10,i=4)の0かNに到達するまでの期待ステップ数は?
p≠qの不公正なランダムウォークについて正しいのは?
を確率 で繰り返す過程。公正なら到達確率 、期待歩数 。
公正な場合の期待ステップ数
(のとき)。
不公正な場合
のときは到達確率・期待ステップ数の式がより複雑になる。
応用
保険の破産理論、株価のランダムモデルなどの基礎。
多次元ランダムウォークの原点回帰確率
上下左右へ等確率 で動く2次元単純ランダムウォークでは、対角変換 により は互いに独立な1次元対称ランダムウォークになる。時刻 に原点へ戻る確率は (H29年度で出題)。本ページの1次元・吸収壁ありの設定(ギャンブラーの破産)とは別のパターン。