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会計・用語・資産・有価証券の会計
リースで資産を借りていても、実質的に「買った」のと変わらないほど長期・解約不能で使い切るなら、貸借対照表に資産・負債として計上する(ファイナンス・リース)。単なる短期の賃貸に近いものはオフバランスのまま扱う(オペレーティング・リース)。
フルペイアウト・解約不能の2要件を満たすとファイナンス・リースに該当し、資産・負債をオンバランス処理する(左)。それ以外はオペレーティング・リースとしてオフバランスのまま、支払リース料を費用処理する(右)。
リース取引は、資産を実質的に売買したのと同様に扱う「ファイナンス・リース」と、それ以外の「オペレーティング・リース」に大別される。ファイナンス・リースは、フルペイアウト(リース物件の経済的利益を実質的に享受し、コストを実質的に負担する)かつ解約不能(またはこれに準ずる)の場合に該当する。
リース取引は、次の2要件をともに満たす場合に「ファイナンス・リース取引」に該当する。 ・フルペイアウト:リース物件からもたらされる経済的利益を実質的に享受し、使用に伴うコストを実質的に負担すること。 ・解約不能:リース契約期間の中途において契約を解除できないこと(またはこれに準ずること)。
ファイナンス・リースはさらに、リース終了後に所有権が借手に移転する「所有権移転ファイナンス・リース」と、移転しない「所有権移転外ファイナンス・リース」に分かれる。 ファイナンス・リースは売買取引に準じて処理し、リース資産・リース債務を リース資産計上額 で計上する。割引率はリース会社の計算利子率が入手できればそれを、できなければ借手の追加借入利子率を用いる。 支払リース料のうち利息相当額は利息法により各期に配分し、元本部分はリース債務の返済に充てる。 減価償却の期間は、所有権移転ファイナンス・リースなら自己資産と同様に経済的耐用年数、所有権移転外ファイナンス・リースならリース期間(残存価額はゼロ)とする。 なお、ファイナンス・リースに該当しないものはオペレーティング・リースとして、通常の賃貸借取引に準じ、支払リース料を各期の費用として処理する(オフバランス)。IFRS第16号では、借手は原則としてすべてのリースをオンバランス処理する点が日本基準と異なる。
ファイナンス・リースの判定要件
フルペイアウト(経済的利益を実質的に享受しコストを実質的に負担)かつ解約不能(またはこれに準ずる)の2要件をともに満たす場合にファイナンス・リースに該当する。満たさなければオペレーティング・リース。
リース資産・リース債務の計上額
リース料総額の割引現在価値と見積現金購入価額のいずれか低い方で計上する。支払リース料のうち利息相当額は利息法で各期に配分する。
所有権移転の有無による減価償却期間の違い
所有権移転ファイナンス・リースは自己資産と同様の経済的耐用年数で償却。所有権移転外ファイナンス・リースはリース期間を耐用年数とし、残存価額ゼロで償却する。
年間リース料5,640円を4年間、期末払いで支払う所有権移転外ファイナンス・リース契約を締結した。割引率4%における4年間の年金現価係数が3.63のとき、リース資産の計上額はいくらか。
リース資産計上額(現在価値)円(見積現金購入価額の方が低ければそちらを採用する)。
ファイナンス・リース取引に該当するための2要件の組み合わせとして正しいものはどれか。
年間リース料4,000円を3年間、期末払いで支払う所有権移転外ファイナンス・リース契約を締結した。割引率5%における3年間の年金現価係数が2.72のとき、リース資産の計上額(見積現金購入価額の方が高い場合)はいくらに最も近いか。
所有権移転外ファイナンス・リースにより取得したリース資産の減価償却について、正しいものはどれか。