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生保数理・用語・営業保険料・事業費
維持費など「1件あたり定額」でかかる費用があるため、保険金額を2倍にしても営業保険料は2倍にならない。保険金額が大きいほど1円あたりの事業費が薄まるので、高額契約を割り引く(高額割引制度)根拠になる。
営業保険料は定額維持費のぶん正の切片をもち、原点を通らない。保険金額が大きいほど1円あたり保険料は下がる。
事業費には、保険金額に比例する部分だけでなく、1件あたり定額でかかる部分(証券発行・保全事務などの維持費)がある。このため、保険金額を2倍にしても営業保険料はちょうど2倍にはならない。
保険金額 の営業保険料(年額)を、比例部分の率 と1件あたり定額費用 で表すと
1件あたり定額の維持費があるため保険料は保険金額に非比例
(は1件あたり定額費用)。保険金額2倍でもは増えないため保険料は2倍にならない(2017年度問題1(5)②は保険金額100万円と200万円で営業保険料を比較)。
1円あたり保険料は保険金額が大きいほど下がる
営業保険料(年額)を とする(比例率 、1件あたり定額維持費
営業保険料(年額)が G(Z)=0.02Z+5,000(Z は保険金額、円)で表せるとき、保険金額200万円の営業保険料に最も近いものはどれか。
保険金額を2倍にしても営業保険料が2倍にならない主な理由はどれか。
高額割引制度(保険金額が大きい契約を割り引く)の根拠として最も適切なものはどれか。
維持費など件当たり定額の費用があるため、保険金額を2倍にしても営業保険料は2倍にならない構造。高額割引制度の根拠となる。
となり、 のぶんグラフは原点を通らない直線になる。保険金額1円あたりの保険料 は、 が大きいほど小さくなる。
これが高額割引制度(保険金額が一定額以上の契約に割引を適用する)の根拠である。定額費用が大口契約に薄く配分されるぶんを、割引として契約者に還元する。
割引の設計は2方式の営業保険料が一致する点で決める
定額維持費方式と一定率の割引方式が一致する保険金額を求める、といった設計問題が出る(2022年度問題2(3))。
保険金額100万円:(1円あたり )
保険金額200万円:(1円あたり )
保険金額を2倍にしても保険料は ではなく 。1円あたりの保険料が に下がっており、高額契約ほど割安になることがわかる。