全確率
知識マップ確率・定理
ひとことで言うと
「結果Dが起きる確率を、その原因をいくつかの排反なケースに場合分けして、各ケースごとの確率を足し合わせて求める」公式です。遠回りに見えて、直接求めにくい確率を計算する王道です。
標本空間を排反な原因 に分割した帯。各原因の中でDが占める割合(濃い部分)を、その原因の確率 で重みづけて足すと になる。
数式で表すと
排反な原因で場合分けして周辺確率を求める公式。ベイズの分母。
試験に出る性質
公式
。原因ごとの経路を足し合わせる。
分割の条件
は排反(重なりなし)かつ網羅的(合計で全体)でなければならない。
乗法定理が各項
各項 。排反な同時確率の和。
ベイズの分母
ベイズの定理 の分母 がこの公式。
2分割の基本形
。原因がある/ないの2択が最頻出。
例で見る
2つの工場 (生産40%・不良率2%)と (生産60%・不良率5%)から製品が来る。製品が不良 である確率は 。 全体の不良率は約3.8%。
つまずきポイント
- 分割 が排反・網羅になっていない(重複や抜けで合計が1からズレる)
- に重み を掛け忘れ、条件付き確率を単純に足す
- 全確率(順方向)とベイズ(逆方向)の役割を取り違える
定着クイズ
全確率の公式 で、分割 に必要な条件は?
工場H₁(確率0.4,不良率0.02)とH₂(確率0.6,不良率0.05)から来る製品の全体の不良率P(D)は?
全確率の公式はどの定理の分母として現れる?
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