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確率・公式・基礎・条件付き
「AまたはB」の確率を出すとき、 では重なり を二重に数えてしまうので、その分を引きます。これが包除原理です。3つ以上では「単独を足す→2つ重なりを引く→3つ重なりを足し戻す」と符号が交互に切り替わります。
3つの事象 を表す重なり合うベン図。包除原理は、各事象の確率を足し、2つずつの重なりを引き、3つ全部の重なりを足し戻して和事象を求める。重複部分の足し過ぎを符号交替で調整する。
包除原理は、和事象(「少なくとも1つ起きる」)の確率を、重複を足したり引いたりして正確に数える公式です。2事象の場合は です。
2事象の式
2事象: →
2事象の包除原理の式は?
のとき は?
3通の手紙のマッチングで「少なくとも1通正解」の確率は?
3事象に一般化すると、符号が交互に切り替わるのが特徴です。 つまり「単独3つを足す→2つずつの重なり3組を引く→3つ全部の重なりを足し戻す」となります。2つ重なりを引きすぎた分を、3つ重なりで一度足し戻して帳尻を合わせる、という構造です。一般に 事象でも、奇数個の重なりは足し、偶数個の重なりは引く、と符号が交替します。
アクチュアリー試験で頻出の応用がマッチング問題です。3通の手紙をランダムに3つの宛名入り封筒に入れるとき、「少なくとも1通が正しい封筒に入る」確率を求めます。「 番目の手紙が正しい封筒に入る」とすると、(各 )です。2つの重なり は、 の2通を正しい場所に固定すると残り1通も自動的に正しい場所しかないので、。3つの重なり は全通り正しい1通りなので です。包除原理に入れると です。直接数えても確認できます。 通りの並べ方のうち、完全に間違っている(どの手紙も正しくない=完全順列・撹乱順列)のは2通り(3-サイクル2つ)なので、少なくとも1つ正解は 通り、 と一致します。包除原理が確かに正しい答えを与えていることが分かります。
3事象への一般化
。
符号の交替
奇数個の重なりは足し、偶数個の重なりは引く。 事象でこの符号交替が続く。
余事象との関係
少なくとも1つは余事象の補。場合によっては余事象の方が速い。
マッチング問題
3通の手紙で 。直接数え と一致。
3事象(手紙のマッチング):、、 より
。直接数え()と一致。