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生保数理・用語・生命関数・生命表・定常人口
毎年同じ人数が生まれ、みな同じ生命表に従って死んでいく社会を長く続けると、人口の年齢構成が動かなくなる。この状態が定常人口で、生命表の l_x がそのまま「その年齢の人口」になる。総人口・平均年齢・平均寿命がすべて生命表の積分で書けるので、人口統計の設問はこの1点さえ押さえれば解ける。
定常人口では生命表の l_x がそのまま各年齢の人口になる。1歳幅の帯が L_x、全体の面積が総人口 T_0(=延べ生存年数)。
毎年一定数が出生し、全員が同じ生命表に従って死亡する状態を長く続けると、人口の年齢構成が時間によらず一定になる。これを定常人口という。このとき歳から歳の人口は
定常人口の総人口は である
(
()に従う定常人口の平均年齢に最も近いものはどれか。
同じ の定常人口における平均寿命 に最も近いものはどれか。
定常人口に関する記述として正しいものはどれか。
毎年一定数が出生し生命表に従って死亡する社会で人口構成が時間不変となる状態。(定常人口)・(延べ生存年数)を用い、平均年齢や死亡時平均年齢を求める。
歳以上の人口(=歳の集団の延べ生存年数)は
である。ここから主要な指標がすべて出る。
① 総人口=(ではない) ② 完全平均余命= ③ 平均年齢= ④ 死亡時の平均年齢=(=平均寿命) ⑤ 中央死亡率=
④は「死亡した人の年齢の平均」で、定常人口では出生集団の平均寿命に一致する。③平均年齢と④平均寿命は別物で、若い人ほど人数が多いぶん平均年齢のほうが小さくなるのが普通である。
⑤の中央死亡率は分母が(期央の生存者に近い)なので、分母が(期初)のより必ず大きい。多重脱退(SEI016)の中央脱退率も同じ構造である。
定常性が崩れる設定も出題される。出生数が年々変化する場合は各年齢の人口がそのままではなくなり、出生数の系列で重みづけて足し合わせる必要がある。
平均年齢と平均寿命は一致しない
平均年齢、平均寿命。が減少するため、平均年齢は平均寿命より小さくなるのが普通である(型なら平均年齢に対し平均寿命)。2017年度問題1(2)は型の定常社会で平均年齢を求めさせる5.0点の問題。
死亡時の平均年齢は年齢帯を限れば条件付き期待値になる
全体ではに一致するが、「20歳以上で死亡した人の平均年齢」のように条件を付けると、その年齢帯の死亡数で重みづけた平均を計算する必要がある(2020年度問題2(1)は平均寿命75.99・20歳以上死亡の割合98.88%等から20〜60歳で死亡した人の平均年齢を求めさせる7.0点の問題)。
出生数が変動すると定常性が崩れ、年齢別人口は に比例しなくなる
歳の人口は「年前の出生数」×になるため、出生数の系列で重みづけた和で総人口を求める(2024年度問題2(1)はの2国について、一方は出生数が40%減、他方は毎年3%減という設定で50年後の総人口比を求めさせる7.0点の問題)。
(1) 総人口と平均寿命
(2) 平均年齢
平均寿命歳に対し平均年齢は歳で、両者は大きく違う。
(3) 中央死亡率:では 、、、 なので
と、 である。
(4) 死亡時の平均年齢:この生命表では死亡年齢は区間上の一様分布なので平均歳となり、 と一致する。