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生保数理・公式・利息の計算・確定年金
年金は年1回とは限らない。半年ごと・毎月に割って払うと、同じ年額でも受け取る時期がずれる。確定年金なら分母の利率を から に取り替えるだけで正確に計算できるが、生命年金では生存確率が絡むため近似式に頼る。試験ではその近似式が問題文に書いてあるので、覚えることより「どこに何を代入するか」を間違えないことが得点になる。
年額を回に割ると、期末払は支払が前倒しになり現価が大きく、期始払は後ろ倒しになり現価が小さくなる。
年額1を年 回に分けて(1回あたり ずつ) 年間支払う確定年金の現価は、近似ではなく正確に次で表せる。
設定:、。、
、(、)のとき、年2回払の期末払確定年金 の値に最も近いものはどれか。
年額を同じにしたまま年 回払()にしたとき、期始払の確定年金現価 は年1回払 と比べてどうなるか。
としたときの の極限はどれか。
年k回に分割して支払う年金の現価。年1回払の現価に分割補正項を加えた近似式で評価し、で連続払年金に近づく。
近似式が必要になるのは、 の表が手元になかったり、生命年金のように生存確率が入って正確式が書けない場合である。1次の近似は 期始払は引き、期末払は足す。符号を取り違えると値が補正項2つ分ずれる。理由は上で見た大小関係そのもので、「期始払は 回に割ると後ろへずれるから小さくなる」と考えれば符号を覚える必要はない。
生命年金の場合は、終身なら の部分が消えて となる。さらに精度を上げたWoolhouseの3項式では、死力 と利力 を含む補正項が加わる。試験ではこの3項式が問題文にそのまま与えられるので、暗記より「 年有期か終身か」「どの生命の死力を入れるか」を読み取ることが要点になる。
期始払と期末払の差は である。 ではない。 になるのは となる終身・永久の場合だけである。
では 、 となるので と連続払年金に収束する。補正項も に収束し、 という見慣れた形になる。
確定年金なら名称利率 ・ を使えば厳密に計算できる。近似が要るのは生存確率が入る生命年金のときだけ。・ なら 。2023年度問題2(1)はこの正確式を枝にしている。
近似の符号は期始払で引く・期末払で足す
、。 かつ という階層から向きが決まる。・・ で近似値 7.818257 は正確値 7.817079 と 0.0012 しか違わないが、符号を逆にすると 7.625213 となり 0.19 ずれる。
であって ではない
になるのは終身・永久()のとき。有期の確定年金でうっかり
生命年金の近似はWoolhouseの3項式で、試験では問題文にそのまま与えられる
の形。2017年度問題1(8)は年2回分割払の連生年金にこの式を適用させる問題で、近似式そのものは与えられている。得点を分けるのは、連生の死力を とするなど「どの生命の死力を入れるか」の判断のほう。
(1) 正確式。、 なので 、。
(2) 近似式との比較。、、補正項は 。期末払は (正確値との差 )、期始払は (同じく )。
符号を逆にすると となり、正確値 から ずれる。年k回払の期末払年金が年1回払より小さくなることは原理的にあり得ないので、この時点で誤りに気づける。
(3) 期始払と期末払の差。 で、 ではない。
(4) を増やすと連続払に近づく。 で 、 で 、 で 、 で 。 なので、 でもう小数第2位まで一致している。