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年金数理・公式・財政決算と差損益
新規加入者が見込みと違ったことから生じる損益。予定した加入年齢どおりなら加入時の責任準備金がゼロなので損益は出ないが、年齢がずれると責任準備金だけが発生して不足になる。
予定した加入年齢で入るかぎり責任準備金はゼロなので、何人入っても損益は生じない。年齢がずれると責任準備金だけが立ち上がり、資産は増えないので不足になる。
新規加入差損益は加入時に受け入れた資産と加入によって発生した責任準備金の差である。
新規加入者は通常なにも持たずに入ってくるので受け入れた資産はゼロであり、発生した責任準備金がそのまま不足になる。
予定した加入年齢どおりなら損益は出ない
加入年齢方式では、予定加入年齢
新規加入差損益は「受け入れた資産 − 発生した責任準備金」
新規加入者は資産を持ってこないので、発生した責任準備金がそのまま不足になる。平成28年度問題4(3)⑤がこの形である。
予定した加入年齢どおりなら損益はゼロ
加入年齢方式では
<計算の前提>
・NEN062 と同じ決算の設定(加入年齢方式・予定加入年齢は57歳)
・1人あたり責任準備金は 、
加入年齢方式で予定加入年齢を57歳としている制度において、期末に58歳の者が20人だけ予定外に加入した。58歳の1人あたり責任準備金を 、加入時に受け入れた資産をゼロとするとき、新規加入差損益に最も近いものはどれか。
加入年齢方式の制度で、予定した加入年齢どおりに新規加入があった場合に新規加入差損益がゼロになる理由として適切なものはどれか。
新規加入差損益について、正しい記述はどれか。
関連問題は現在準備中です。
である。標準保険料率を と定めているのだから当然ゼロになる。つまり予定した年齢で何人入ってきても損益はゼロで、人数のずれではなく年齢のずれが損益を生む。
年齢がずれると必ず不足が出る
予定より高い年齢で加入すると、その人は既に何年か分の過去期間を持っているとみなされるので責任準備金が正になる。資産は持ってこないので、その分がまるごと不足になる。
将来加入者を織り込む方式では効き方が違う
開放基金方式のように将来加入が見込まれる者の給付現価と人数現価を最初から数えている方式では、加入見込みそのもののずれが損益に出る。加入年齢方式や単位積立方式では将来加入者を数えていないので、この経路は生じない。
制度発足時の設定にも同じ理屈が効く
制度発足時に既に在職している者を「入社時から制度があった」とみなして給付を設計すると、その人たちの責任準備金が最初から正になる。これが制度発足時の未積立債務の正体である。
損益を生むのは人数のずれではなく年齢のずれ
予定より高い年齢で加入すると過去期間を持っているとみなされて責任準備金が正になり、その分がまるごと不足になる。年齢が1つ上がるだけで額は大きく変わる。
将来加入者を織り込む方式では別の経路が加わる
開放基金方式は将来加入が見込まれる者の給付現価と人数現価を最初から数えているので、加入見込みそのもののずれが損益に出る。加入年齢方式や単位積立方式にはこの経路がない。
制度発足時の未積立債務も同じ理屈
発足時に在職している者を入社時から制度があったとみなして給付を設計すると、その人たちの責任準備金が最初から正になる。これが発足時の未積立債務の正体である。
・期末に58歳の者が20人だけ予定外に加入した
(1)新規加入差損益
受け入れた資産はゼロなので
(損)
(2)予定どおり57歳で加入していたら
なので、20人でも200人でも
で損益は出ない。人数のずれは新規加入差を生まない。
(3)59歳で加入していたら
なので となり、年齢が1つ上がるだけで不足が2倍以上になる。