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生保数理・用語・営業保険料・事業費
標準より死亡リスクが高い人(特別条件体)に割増分を上乗せした保険料。特別条件体契約と標準体契約の営業保険料の差が特別保険料。死亡率を割り増す方法や、実年齢に年数を加える方法で織り込む。
特別条件体の保険料は、標準体の保険料に割増分(特別保険料)を上乗せして構成する。
死亡リスクが標準的な被保険者を標準体、死亡危険が標準より高い被保険者を特別条件体という。特別条件体には標準体より高い予定死亡率を用いて保険料を計算し、割増分を上乗せする。
特別条件体契約と標準体契約の営業保険料の差額を特別保険料という。割増の織り込み方には主に次の2つがある。
①死亡率割増法:予定死亡率そのものを標準体より高く設定する(例:標準の1.5倍)。 ②年齢加算法:実年齢に一定年数を加えた年齢の死亡率を用いる(例:40歳の契約に「+5歳」の死亡率)。
年払純保険料でみると、特別条件体・標準体それぞれのファクラーの再帰式を辺々差し引き、 を掛けて足し合わせると、両者の差を計算基数と死亡率差で表せる(2020年度問題2(4))。
特別保険料は特別条件体と標準体の営業保険料の差である
死亡危険が高い特別条件体には標準体より高い予定死亡率を用い、両契約の営業保険料の差額を特別保険料とする(2023年度問題2(4)は保険金額100万円・20年養老で特別保険料は約14,900円)。
年払純保険料の差はファクラー再帰式から計算基数で表せる
特別条件体と標準体のファクラーの再帰式を辺々差し引き を掛けて足し合わせると、
2年満期の定期保険(保険金1、計算を簡単にするため予定利率0すなわち )を考える。標準体の予定死亡率を ・
特別保険料の説明として正しいものはどれか。
2年満期の定期保険(保険金1、予定利率0すなわち )で、標準体 ・、特別条件体はその1.5倍とする。特別保険料(年払純保険料の差 )に最も近いものはどれか。
満期生存時に既払込特別保険料と同額を給付する設計で特別保険料を求めるときの考え方として正しいものはどれか。
標準を上回る危険をもつ被保険者(特別条件体)に対する割増保険料の設定。死亡率の割増・年齢加算などで特別保険料を算出する。
ここで 付きの記号は特別条件体の計算基数、 は標準体の責任準備金を表す。
さらに、特別保険料に返還機能を付ける設計もある。満期まで生存すれば既払込特別保険料と同額を給付する型では、給付が特別保険料自身を含むため、特別保険料を未知数として収支相等式を立て、両辺の特別保険料を移項して解く(2023年度問題2(4))。
既払込特別保険料を満期返還する設計では特別保険料が両辺に現れる
満期生存時に既払込特別保険料と同額を給付する型では、給付が特別保険料自身を含むため収支相等式の両辺に特別保険料が現れる。移項して解く(2023年度問題2(4)は解答(G)14,900円)。
年払純保険料は で求める。
標準体:、、
特別条件体:、、
よって特別保険料は となる。死亡率を1.5倍にしても保険料は1.5倍にはならない(年金現価も同時に変わるため)点に注意。