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確率・用語・多変量・合成
共分散は「XとYが同じ方向に動く傾向があるか」を符号付きの数値で表したもの。相関係数はそれを-1〜1の範囲に正規化して、関係の強さを比較できるようにしたものです。
2つの変数の「一緒に動く度合い」を扱う場面全般で使います。共分散は単位(cmやkgなど)の影響を受けて大きさの比較がしにくいため、実務では単位に依存しない相関係数の方がよく使われます。
散布図上で平均X̄・Ȳの交差線を引くと4つの領域に分かれる。右上・左下(同じ符号側)の点が多いほど共分散は正、右下・左上に多いほど負になる。
共分散の定義は
和の分散公式
のとき
のとき は?
(無相関)であるとき、必ず言えることは?
相関係数ρの取りうる範囲は?
共分散を2つの標準偏差で割って に正規化した尺度。 は無相関を意味するだけで、独立とは限らない。
共分散が直接役に立つのは和の分散の公式です: X, Yが独立なら となり見慣れた形に戻りますが、独立でなければ共分散の項を絶対に落としてはいけません(頻出のワナ)。なお逆は成り立たず、(無相関)でも独立とは限りません(非線形な関係が残っている場合がある)。
共分散は単位に依存する(X, Yの単位を変えるとCovの値も変わる)ため、大きさの比較には不便です。これを解消するのが相関係数 で、標準偏差で割って単位を消し、必ず に収まるようにしたものです。 はXとYが完全な直線関係にあることを意味し、(無相関)は線形な関係がないことを意味しますが、相関係数は線形関係の強さしか測れないため、強い非線形関係があっても になることがあります。
独立⇒無相関(逆は不成立)
独立なら 。しかし でも独立とは限らない(非線形な依存が残る可能性)。
線形変換での振る舞い
。定数項b, dは共分散に影響しない。
相関係数の範囲
。 は完全な直線関係(コーシー・シュワルツの不等式による)。
相関は線形関係のみを測る
非線形な強い関係(例:Y=X²、Xが対称な分布のとき)があってもρ≈0になることがある。
相関係数は