読み込み中…
読み込み中…
確率・定理・期待値・モーメント
「いったんYの値ごとにXの平均を出し、それをYの起こりやすさで平均し直すと、Xの全体の平均に戻る」という法則です。場合分けして平均してから足し合わせる、という日常の感覚そのものです。
棒の高さが各 、棒の幅(重み)がYの確率。これらを加重平均した点線の高さが、全体の期待値 に一致する。
全期待値の法則。条件付き期待値を平均すると周辺期待値に戻る。
繰り返し期待値の法則(全期待値の法則)は と書きます。内側の はYの関数(確率変数)で、それをさらにYで平均(外側の期待値)すると、もとの
全期待値の法則
件のクレームがあり、各クレーム額 が独立で平均 のとき、総クレーム額
繰り返し期待値(全期待値)の法則の式は?
で のとき は?
はずれを引いたら再挑戦、当たりを引いたら終了する試行がある。当たりを引く確率が0.2のとき、終了までの回数の期待値は を満たす。この方程式を解くとは?
使いどころは「Xを直接平均するのは大変だが、Yで場合分けすれば各ケースの平均は簡単」というときです。まず条件付きで楽に平均を出し、最後にYの分布で重みづけて足す、という分割統治ができます。
分散にも対応する公式があり、(分散分解/全分散の法則)。前者は「各層内のばらつきの平均」、後者は「層ごとの平均値のばらつき」で、複合分布やリスク層別の分散計算で頻出します。
分割統治に使える
直接平均しにくいXを、Yで場合分けして条件付き期待値→加重平均で求められる。
全分散の法則
。層内分散の平均+層間平均の分散。
複合分布での利用
複合ポアソンなど「ランダムな個数の和」の平均・分散を求める標準ツール。
独立なら自明
独立なら なので法則は当たり前に成り立つ。
自己言及的な式は方程式として解く
「1回目で当たれば終了、はずれれば1回分の試行を消費してもう一度同じ状況に戻る」設定ではのように右辺に自身が現れる。これをについての方程式とみなして解く(例:なら)。くじ引き・玉を引く試行の期待回数で頻出。
。
Nで条件づけると となり、それをNで平均して を得る。