読み込み中…
読み込み中…
確率・公式・確率過程
「何件のクレームが来るか(件数 )」も「1件あたりいくらか(損害額 )」も両方ランダムなときの、総支払額 をモデル化したものです。件数がポアソン分布に従うとき、これを複合ポアソン分布と呼びます。
ランダムな件数 のクレームが発生し、各クレーム額(バラバラの高さ)が積み上がっていく総支払額 の階段。件数も1件ごとの額も両方ランダムなのが複合ポアソンの特徴。
複合ポアソン分布は、件数 と、各クレーム額 (互いに独立で同分布、
定義
、各 独立同分布(平均 ・分散
クレーム件数が 、各クレーム額が平均 ・分散
複合ポアソン (、各 は平均 )の平均は?
複合ポアソンの分散 は(各 の分散 )?
1件あたりの金額が一定()でも総額 に分散が残る理由は?
件数 、各損害 の総和 。総支払額モデル。
まず平均は全期待値の法則 から。 で条件づけると なので、 です(ポアソンの平均 )。分散は全分散の法則 を使います。 を固定すると独立な和なので 、これを平均して第1項は 。第2項は (ポアソンは分散も )。合計して を得ます。 なので、 と覚えても同じです。
この分散の式は「件数のばらつき(第2項 )」と「1件あたり金額のばらつき(第1項 )」の両方が効いていることを示しています。たとえ1件あたりの額が一定()でも、件数 がポアソンで揺らぐぶん総額には の分散が残ります。なお複合ポアソンには再生性があり、独立な複合ポアソン と (同じ金額分布)の和は率 の複合ポアソンになります。複数の保険契約をまとめても同じ形のモデルで扱える、という便利な性質です。
平均(全期待値の法則)
。繰り返し期待値の そのもの。
分散(全分散の法則)
、、合わせて 。
件数と金額の両ばらつき
分散は1件あたり金額のばらつき と件数のばらつき の和。金額一定でも件数の揺らぎが残る。
再生性
独立な複合ポアソン(同じ金額分布)の和はまた複合ポアソン。率は どうしの和になる。
、。
金額が一定()でも の分散が件数の揺らぎから残る。