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確率・用語・確率過程
一定の率λで、ランダムにイベントが発生し続ける過程です。一定時間内に何件起きるか(件数)はポアソン分布、次のイベントまでの時間(間隔)は指数分布になります。
「いつ起きるか予測できないが、平均的な発生率は一定」という状況のモデルです。ポアソン分布(件数)と指数分布(間隔)は、この1つの過程の2つの見方にすぎません。
上段:到着時刻が時間軸上にランダムに散らばる(間隔は指数分布)。下段:時刻tまでの件数N(t)は到着ごとに1段ずつ増える階段関数(N(t)はポアソン分布)。
独立増分性と定常増分性をもつ計数過程。件数はポアソン分布・到着間隔は指数分布という2つの顔をもち、複数を重ね合わせると率を足した1つの過程になる。
定義の柱は2つ:独立増分性(重ならない時間区間での件数は互いに独立)と定常増分性(区間の長さが同じなら、どこにあっても件数の分布は同じ)です。この2つを満たす計数過程がポアソン過程です。
この定義から (時刻0からtまでの件数)が導かれ、到着間隔は独立に 指数分布 に従います。λは「単位時間あたりの平均発生件数(率)」で、対象時間をtに変えると平均件数はλtに比例して増えます(ポアソン分布のλと同じ注意点)。
複数のポアソン過程を重ね合わせる(合成)と、率を足し合わせた1つのポアソン過程になります:率
件数の分布
。
1時間あたり平均λ=2件の請求が発生するポアソン過程で、3時間で請求が1件もない確率は
なので
1時間あたり平均λ=4件のポアソン過程で、2時間でちょうど0件である確率は?
ポアソン過程の到着間隔が従う分布は?
独立な率λ₁とλ₂の2つのポアソン過程を重ね合わせると?
間隔の分布
到着間隔は独立に 指数分布 に従う(無記憶性をもつ)。
独立増分性・定常増分性
重ならない区間の件数は独立。区間の長さだけで分布が決まる(位置に依存しない)。
重ね合わせ(合成)
独立な率の過程を合わせると率のポアソン過程になる。
間引き(thinning)
各イベントを確率pで独立に採用すると、採用された過程は率のポアソン過程になる。
件数の共分散 min(s,t)
のとき 。相関係数は 。ブラウン運動の (ブラウン運動)と同型の関係。
総数が分かっているときの部分区間への二項分割
が分かっているとき、より短い区間 での件数 は条件付きで二項分布 に従う(各到着が独立に確率 で区間 に落ちると考えられる)。2022年度は をこの発想で求める出題。