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生保数理・公式・連生
親が亡くなったあと、子が一定年齢になるまで年金を支払い、あわせて以後の保険料を免除する——という商品を数式にしたもの。給付は「遺族年金+(生存給付や保険料返還)」、保険料は「親子ともに生存している間だけ払う」。連生の道具立てを全部使う総合問題で、生保数理では大問の常連。
親の死亡を境に、保険料の払込は止まり(払込免除)、子への遺族年金の支払が始まる。
親子連生保険は、親の死亡後に子へ年金を支払う遺族年金型の商品である。実際の出題では次の3要素が組み合わされる。
①遺族年金:親の死亡後、子が生存している間(多くは一定年齢まで)年金を支払う ②払込免除:親の死亡以後は保険料を払わなくてよい ③保険料返還・生存給付:親の死亡時に既払込保険料を返還する、子が満期まで生存したら給付する等
給付現価は、①の遺族年金を差で書くのが出発点である。有期であれば
遺族年金の現価は「子の年金 − 親子同時生存の年金」で書ける
親の死力を 、子の死力を (ともに定常・独立)、利力 とし、親の死亡後、子が生存している間ずっと年額1の遺族年金を連続払で支払う契約を考える。
親と子はともに定常死力(親0.01・子0.002)で独立、利力 とする。子の連続払終身年金の現価が 、親子の同時生存年金の現価が であるとき、親の死亡後に子が生存している間支払う遺族年金(年額1・連続払)の現価に最も近いものはどれか。
親の死亡以後は保険料の払込を免除する契約で、平準保険料 を連続払とするとき、保険料収入の現価として正しいものはどれか。
Q1・Q2と同じ設定(遺族年金の給付現価3.102、保険料は親子生存中のみ連続払、)で、収支相等の原則から求まる連続払平準純保険料 に最も近いものはどれか。
親の死亡後に子へ年金を支払う遺族年金型や、親死亡で以後の保険料を免除する保険。連生確率と払込免除を組み合わせて給付現価・営業保険料を立てる。
(子が生存している期間から、親子ともに生存している期間を差し引く)となる。②③はここに項を足していく。
保険料現価は、払込免除があるため「親子ともに生存している間だけ払う」年金になる。年払平準保険料なら
である(は払込期間)。払込免除を見落として単生命の で割ると保険料が過小になる。
あとは収支相等(SEI020)で
と置いてを解く。実際の解答では計算基数(SEI021)を連生に拡張した ・・ を使って書くことが多い。既払込保険料の返還が入ると、返還額が経過とともに増えるため逓増保険 型の項が現れる。
払込免除があると保険料現価は同時生存年金になる
親の死亡以後は払込がないため、保険料現価は 。単生命の で割ると保険料を過小評価する。給付側と保険料側で「どの状態か」を別々に確認する。
既払込保険料の返還は逓増保険(IA)型になる
返還額が経過年数に比例して増えるため、給付現価に 型の項が現れ、 が両辺に立つ方程式になる。 について整理して解く(2024年度問題4(a)は払込免除・既払込保険料返還・遺族年金を組み合わせた純保険料を空欄11個で導出させる大問)。
数値計算では連生の計算基数に落とす
のように連生の計算基数を定義し、 の形で数値を入れる(2024年度問題4(b)は子5歳・親30歳・20年払込30年の設定で年払純保険料を、2020年度問題3(2)(ⅱ)は平準年払営業保険料を数値計算させる)。
、
より、遺族年金の給付現価は
である。保険料は親子ともに生存している間だけ連続払で払う(払込免除つき)ものとすると、収支相等より
となる。もし払込免除を見落として子の生存年金 で割ると となり、約16%過小になる。