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統計・用語・回帰
1つの説明変数だけでは足りないとき、複数の要因を同時に使ってYを予測する回帰モデルです。単回帰の『直線を1本引く』話が、複数の説明変数を持つ空間での『平面(超平面)を当てはめる』話に拡張されます。
説明変数を2つ以上使い、複数の要因を同時にコントロールしながらYを予測・説明するモデルです。
重回帰モデルのパス図。説明変数X₁, X₂がそれぞれ係数β₁, β₂でYを説明し、残差εが加わる。
重回帰モデルは、説明変数を2つ以上用いる線形回帰モデルです。
モデル式
重回帰モデル
重回帰モデル のOLS推定量の式は?
説明変数を追加すると、決定係数はどうなるか?
説明変数の間に完全な多重共線性()があるとき、何が起きるか?
説明変数を2つ以上用いる線形回帰モデル (、独立)。単回帰と同様にOLS(最小二乗法)で係数を推定し、均一分散のときガウス・マルコフの定理よりOLS推定量はBLUE(最良線形不偏推定量)となる。説明変数間に完全な多重共線性があると が正則でなくなりOLS推定量が一意に定まらない点、決定係数 は変数追加で単調増加するため自由度調整済み決定係数(修正)で比較する点が頻出。
決定係数 は説明変数を追加するだけで単調に増加する(悪化しない)性質があるため、変数の数が異なるモデル同士を比較するときは、変数数にペナルティを課した自由度調整済み決定係数(修正)を使うのが適切です。
説明変数どうしが強く相関している(多重共線性)と、特に説明変数間に完全な線形関係( など)があると が正則でなくなり、逆行列が存在しないためOLS推定量が一意に定まらない点も頻出です。
OLS推定量
。が正則である必要がある。
ガウス・マルコフの定理
均一分散・無相関の仮定下で、OLS推定量はBLUE(最良線形不偏推定量)。
決定係数R²は単調増加
変数を追加するとR²は必ず増加するか変わらない。モデル比較には修正R²を使う。
多重共線性
説明変数間の完全な線形関係があるとの逆行列が存在せずOLS推定量が定まらない。
の列が線形従属になり逆行列が存在しなくなるため、
が計算できず、OLS推定量は一意に定まらない。実務では説明変数間の相関を事前に確認し、強い多重共線性があれば変数を絞り込む。