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生保数理・定理・責任準備金
SEI037の単生のThiele式を、連生保険や就業不能などの「複数の状態」に広げたもの。いまいる状態から出ていく各遷移について、「(即時給付+遷移先の準備金)から現在の準備金を引いた差」を、その脱出力で見込んで引く。状態が2つなら単生Thieleに戻る。
いまいる状態から出ていく各遷移について、(即時給付+遷移先の準備金)と現在の準備金の差を脱出力で見込んで引く。
複数の状態を移り変わる保険(連生・就業不能・介護など)の連続時間の責任準備金は、多状態のThieleの微分方程式で表す。状態 にいるときの準備金 は
各遷移ごとに(遷移先-現在)を脱出力で引く
多状態Thiele
最終生存者型の連生保険で、ある時点において利力 、連続純保険料 、脱退力
第二死亡で保険金1を払う最終生存者型の連生保険(連続払)で、共存中の責任準備金の微分 d/dt tV(xy) の放出項として正しいものはどれか。
最終生存者型の連生保険で δ=0.02、P(xy)=0.03、μ(x+t)=0.01、μ(y+t)=0.015、tV(xy)=0.20、tV(y)=0.35、tV(x)=0.30 のとき、d/dt tV(xy) に最も近いものはどれか。
多状態のThieleの微分方程式で、状態gから状態hへ移るときに引く量として正しいものはどれか。
Thieleの微分方程式を連生保険や多状態モデルへ拡張した形。共存中責任準備金の微分など、応用的な導出・数値計算に用いる。
となる。利力 で利息が増え、その状態の連続保険料 が入る。状態 から へ脱出力 で移るとき、即時給付 を払い準備金は に飛ぶので、差 を放出する。SEI037(単生・生存/死亡の2状態)はこの特別な場合である。
連生の例(最終生存者型)。2人の被保険者X・Yのうち、一方が死亡した後もう一方も死亡したときに保険金1を即時払する保険を考える(最終生存者保険)。状態は「xy共存」「X死亡後Y生存」「Y死亡後X生存」の3つ。共存中は即時給付がない(給付は第二死亡時)ので 、第一死亡後は単生の責準へ飛ぶから
となる。ここで はX死亡後にY一人が持つ単生責準、 はY死亡後にX一人が持つ単生責準である。導出はSEI037と同じく、年 回払のファクラー型再帰を にした極限で、共存中の脱出要因が の2本に増えただけである。
連生・共存中は即時給付ゼロ
第二死亡で給付する最終生存者型では、共存から単生への遷移に即時給付が付かない()。第一死亡で給付する型なら になり形が変わる。
大問での導出が定番
H28(2016)問題5(2)は連生年金 の微分と共存中責準 の微分を2段で組み、共通選択肢から丸1〜丸15を埋めさせた。2017・2025も連生の微分を含む(設計図 大問D1)。
となる。利息と保険料で増える一方、各死亡で「遷移先の準備金と現在の差」を放出し、差し引き毎年 の割合で準備金が増えている。