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生保数理・定理・責任準備金
連続時間で責任準備金がどう変化するかを表す微分方程式。準備金は「利息が付いて増える」「保険料が入って増える」「死亡が起きて正味リスク額ぶん放出される」の3つで動く。ファクラーの再帰式を1年から瞬間(連続)に置き換えたもので、大問での導出が頻出。
責任準備金の変化率は、利息(δ·tV̄)と保険料(P̄)で増え、死亡による正味リスク額の放出(μ(1−tV̄))で減る。
Thieleの微分方程式は、連続時間での責任準備金 の変化率を表す。準備金は次の3要素で動く。
①利息:準備金に利力 で利息が付き、
3項=利息・保険料・死亡放出
連続払の保険で、ある時点において利力 、連続純保険料 、死力
連続払の保険で、δ=0.05、連続純保険料 P̄=0.02、死力 μ=0.01、責任準備金 tV̄=0.30 のとき、d/dt(tV̄) に最も近いものはどれか。
Thieleの微分方程式 d/dt(tV̄)=δ·tV̄+P̄−μ(1−tV̄) で、「死亡による準備金の放出」を表す項はどれか。
Thieleの微分方程式は、どの式の連続時間版(k→∞の極限)か。
連続時間での責任準備金の変化を記述する微分方程式。利息収入・保険料・死亡による準備金放出の3要素からなり、大問での導出が頻出。
これらをまとめると
となる。これがThieleの微分方程式である。ファクラーの再帰式 を年 回払にして の極限をとると、この微分方程式が導ける(大問では①〜⑯の空欄を埋めながらこの極限操作をたどらせる形が定番)。
再帰式の k→∞ 極限として導出させる大問が定番
年k回払の責任準備金再帰式を書き、の極限をとってThiele式を導く空欄補充の大問が出る(2017年度問題3(2)(a)は①〜⑯の空欄でこの導出をたどる)。
式を用いた連続払純保険料・準備金の算出も出る
Thiele式や表現の選択(2019年度問題2(3)は の表現を①②③から選ぶ)、Thiele式を用いた連続払純保険料の算出(2020年度問題2(3)は生存保険+責準6割の死亡給付、)など、導出と数値計算の両面で問われる。
となる。利息と保険料で増える一方、死亡放出でわずかに減り、差し引き毎年 の割合で準備金が増えていることがわかる。