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損保数理・公式・損害率統計
保険料と保険金を「同じ期間に負担したリスク」同士で対応させて計算する損害率。経過保険料(その期間に実際にリスクを負担した分の保険料)に対して、発生保険金(支払保険金+支払備金の増減)を対応させることで、期ズレの少ない実態に近い損害率が得られる。
経過保険料に対し、支払保険金と支払備金の増減を合わせたインカードロスを対応させて損害率を求める。
経過保険料(アーンドプレミアム)に対する発生保険金(インカードロス=支払保険金+支払備金の増減)の比率。事故の発生と保険料の経過を対応させた損害率で、会計年度ベースと事故年度ベースがある。
アーンドベーシス損害率の分母は経過保険料(アーンドプレミアム)、分子は発生保険金(インカードロス)で、インカードロスは
で計算する。支払保険金だけでなく、まだ支払われていない(既発生・未払の)保険金の見積り増減も含める点が特徴である。
集計の単位には、その決算期に計上された全事故年度分のインカードロスを合算する会計年度ベースと、特定の事故年度に発生した事故だけのインカードロスを使う事故年度ベースがある。事故年度ベースのほうが、事故発生と保険金の対応がより明確になる。
インカードロス=支払保険金+支払備金の増減
アーンドベーシス損害率の分子であるインカードロスは、支払保険金(ペイドロス)に支払備金の増減(期末-期首)を加えたものであり、支払保険金だけをインカードロスとみなす計算とは異なる(2016年度問題2、2018年度問題2)。
会計年度ベースと事故年度ベースの違い
会計年度ベースはその決算期に計上された全事故年度分のインカードロスを合算するのに対し、事故年度ベースは特定の事故年度に発生した事故だけのインカードロスを使う(2018年度問題2、2019年度問題2、2020年度問題1、2024年度問題2)。
支払備金が未確定の間は損害率も暫定値である
支払備金はその時点での見積りにすぎないため、アーンドベーシス損害率もその後の備金の積み増し・戻入によって変動しうる暫定的な値である。
経過保険料(アーンドプレミアム)が800、支払保険金(ペイドロス)が420、期首支払備金が50、期末支払備金が80だとする。インカードロスは
となり、アーンドベーシス損害率は
となる。
経過保険料1,000、支払保険金500、期首支払備金100、期末支払備金150のとき、アーンドベーシス損害率に最も近いものはどれか。
アーンドベーシス損害率とリトンベーシス損害率の違いに関する記述として正しいものはどれか。
会計年度ベースのアーンドベーシス損害率と事故年度ベースのアーンドベーシス損害率の違いとして正しいものはどれか。