ゼロベータCAPM・APT
知識マップ投資理論・用語
ひとことで言うと
安全資産が存在しない場合でも CAPM は拡張できる(ゼロベータ CAPM)。裁定価格理論(APT)は CAPM を複数の経済要因に一般化したマルチファクターモデル。
数式で表すと
(APT:番目ファクターの感応度×リスクプレミアム)
安全資産が存在しない場合のCAPM拡張(ゼロベータPFを使用)。APT(裁定価格理論)は複数ファクターで期待収益率を説明するマルチファクターモデル。
試験に出る性質
APT は因子の数・種類を特定しない
どの経済変数を因子にするかは理論では決めない。実証的に特定する(Fama-French 3 因子モデル等)。
APT は大量の資産に対して近似的に成立する
厳密には完全な無裁定(非系統的リスクが残る場合)ではなく、「十分多くの資産があれば裁定ポートフォリオが構築できる」という近似論証。
ゼロベータポートフォリオの期待収益率 > $r_f$
安全資産なしの世界では、β=0 でもリターンはゼロではなく が要求される( の場合が多い)。
例で見る
APT で景気因子への感応度 ・リスクプレミアム 、金利因子への感応度 ・リスクプレミアム 、 のとき:。
つまずきポイント
- APT の因子は「共通因子」(すべての資産に影響)であり、個別企業リスク は非系統的リスクとして期待収益率に影響しない。
- ゼロベータ CAPM の と通常 CAPM の は必ずしも等しくない。空売り制約などがある場合、 となりうる。
定着クイズ
ゼロベータ CAPM の特徴として正しいものはどれか。
APT(裁定価格理論)について正しい記述はどれか。
APT で 、景気因子感応度 ・リスクプレミアム 、金利因子感応度 ・リスクプレミアム のとき、期待収益率はいくらか。
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