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損保数理・用語・クレーム総額モデル・確率過程
サープラス(保有資産と保険料収入からクレーム支払を差し引いた残高)の動きを、離散的なクレーム発生の代わりに連続的なランダムウォーク(ブラウン運動)で近似するモデル。ある水準に初めて到達するまでの時間の分布を評価するのに使う。
ブラウン運動で近似したサープラス過程が、水準aに初めて到達する時刻τの分布を評価する。
サープラス過程を連続時間・連続経路の確率過程(ブラウン運動)で近似すると、独立定常増分が正規分布に従うという性質から、様々な確率計算が閉じた形で行える。水準(例えば準備金の水準や再保険の限度額)への初到達時刻の密度は
閾値への初到達時刻の密度関数
サープラス過程をブラウン運動で近似したとき、ある水準への初到達時刻は逆ガウス分布に従い、その密度関数
水準 への初到達時刻の密度を で評価すると
水準a=6への初到達時刻の密度をt=9で評価した値f_τ(9)に最も近いものはどれか。
ブラウン運動によるサープラス過程近似が適するのはどのような状況か。
初到達時刻τの密度関数f_τ(t)が従う分布はどれか。
連続時間・連続経路をもち、独立定常増分が正規分布に従う確率過程。サープラス過程の連続時間近似や、閾値への初到達時刻の分布評価に用いる。
という形になる(逆ガウス分布)。また、時刻までの最大値がある水準を超える確率も、正規分布の性質を使って評価できる。ブラウン運動近似は、多数の小さなクレームが頻繁に発生する状況で、離散的な複合ポアソン過程を連続的な拡散過程として扱う近似手法である。
時刻Tまでの最大値の分布を用いた再保険の期待値計算
ブラウン運動で近似したサープラス過程では、ある時刻までの最大値の分布も既知の形で求まり、再保険関連の確率・期待値の計算に使える(2022年度問題3)。
となる。