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投資理論・公式
同じ資産を「実際に起こりそうな確率」で測ったときの期待収益率が、無リスクの利回りをどれだけ上回るか。リスクを引き受けた見返りの取り分。
同じ資産を2つのものさしで測る。リスク中立確率 で測れば期待収益率はちょうど になり、実確率 で測ると になる。この差がリスクプレミアム。
資産の今日の価格 は、状態価格 を使って
リスクプレミアムは実確率で測る——価格付けに使う状態価格・リスク中立確率とは別のものさし
同じ表から「価格」(状態価格を使う)と「リスクプレミアム
1年後に4通りの状態がある市場を考える。額面100円・満期1年の割引国債の状態価格の合計が とする。状態価格
リスクプレミアムを計算するとき、期待収益率の算出に使う確率はどれか。
今日の価格80円の資産が、1年後に120円(確率40%)・90円(確率50%)・0円(確率10%)になる。リスクフリー・レートが2%のとき、この資産のリスクプレミアムはいくらか。
額面100円・満期1年の割引国債が今日98円で取引されている。同じ市場で、今日の価格90円・1年後の期待ペイオフ95円の社債があるとき、この社債のリスクプレミアムはいくらか。
実際の生起確率にもとづく期待収益率から、リスクフリー・レートを差し引いた超過収益率。価格付けに使うリスク中立確率ではなく、実確率で測るのが定義の要。
対象は株式とはかぎらず、デフォルトのある割引社債でも同じ式で計算する
社債のリスクプレミアムを問う年が3年ある(2016・2018・2021)。額面が確定していても、デフォルト状態のペイオフが(または回収額)になるため期待ペイオフが額面を下回り、その分だけ価格が安く、期待収益率がを上回る。株式の問題だと思い込んでいると面食らう。
は直接与えられず、国債(額面100円の割引債)の価格から先に求める必要がある
(:額面、:国債の今日の価格)。状態価格がすべてそろっていればからも同じ値が出る。2018・2020では自体が独立の小問として問われた。の取り違えはそのままプレミアムの誤差になる。
デフォルト時の回収率とリスクプレミアムの大小関係が正誤で問われる
2022問13(2)(C)は「額面・価格・デフォルト確率が等しい2つの割引社債で、回収率が高いほうがリスクプレミアムも大きい」という記述の正誤。2019問11(5)(D)は2社債のリスクプレミアムの大小比較。いずれもでとが共通なら、期待ペイオフの大小だけで決まると分子で判断すれば足りる。
(1)
(2) 今日の価格 円
(3) 期待価格 円
(4) 期待収益率
(5) リスクプレミアム
検算:リスク中立確率は で合計1。これで期待値を取ると となり、プレミアムは消える。