中央値
知識マップ確率・用語
ひとことで言うと
中央値は「分布をちょうど半分に分ける点」、つまり累積分布関数が になる値です。逆関数法の言葉で言えば、一様乱数 に対応する値 そのもの。右に歪んだ分布では、平均より中央値の方が小さくなります。
指数分布 の累積分布関数 。 を満たす点が中央値 で、これは逆関数法で に対応する そのもの。右に歪んだ分布なので中央値 は平均 より小さい。
数式で表すと
分布関数が となる点。逆関数法で が対応する値。
試験に出る性質
定義
を満たす点 。分布を確率で半分に分ける値。
逆関数法との関係
。逆関数法(concept: 逆関数法)で を入れたときの値そのもの。
指数分布の中央値
より 。 なら 。
右歪みでは中央値 $<$ 平均
右に裾が長い分布では大きな値が平均を引き上げ、中央値より平均が大きくなる(例:)。
外れ値に頑健
中央値は順位で決まり極端な大きい値に引きずられにくい。所得・クレーム額など右歪みデータの代表値に向く。
例で見る
(平均 )。 を解くと 。 中央値 は平均 より小さい(右に歪んだ分布では中央値 平均の典型)。
つまずきポイント
- 中央値と平均をいつも同じだと思う(左右対称分布なら一致するが、右歪みでは中央値 平均。例では )
- の左辺を密度 と取り違える(中央値は累積分布関数 (面積)が になる点。密度の値ではない)
- の対数計算で符号を誤る( から 。 の符号に注意)
定着クイズ
中央値 の定義は?
の中央値は?
右に歪んだ分布での中央値と平均の関係は?
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