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確率・公式・多変量・合成
差 で最も多い間違いが『分散も引く』です。正しくは、独立なら差でも分散は足す——。マイナスを二乗するとプラスに戻るからです。そして正規どうしの差はやはり正規になります。
差の分散は和の場合と同じく分散を足す(独立時)。符号を引かない点に注意。
確率変数の差 について、期待値は素直に引きます:(線形性)。問題は分散です。差を
期待値は引く
。線形性から、独立でなくても成り立つ。
分散は足す(独立時)
男性身長 、女性身長
独立な の差の分散 は?
独立。差 の分散は?
従属時の差の分散の 項の符号は?
もうひとつの重要性質は、正規分布の差はやはり正規になることです。 が独立なら で、平均は引き、分散は足します。これは正規の線形結合がふたたび正規になる(線形結合)ことの特別な場合です。この性質のおかげで『2群の差が正の確率』のような問いが、標準正規 への変換だけで解けます。
具体例で『分散は足す』を体感しましょう。ある集団で男性身長 cm、女性身長 cm が独立とします。差 は、平均 、分散 (ここで としないこと!)。よって 、標準偏差 cm です。『無作為に選んだ男性のほうが女性より背が高い確率』は で、標準化すると 。約88.5%です。もし分散を誤って としていれば標準偏差 、 で約0.974となり、答えが大きくずれます。差の問題では『平均は引く・分散は足す』をセットで唱えるのが安全です。
一般形にはCov項
従属なら 。和のときと の符号だけが逆になる。
正規の差は正規
独立な正規の差 。線形結合が正規に閉じることの特別な場合。
2群比較の基礎
『差が正/負の確率』『差の信頼区間』は、差の分布 を標準化して求める。
平均 、分散 (引かずに足す!)。、SD 。
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