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投資理論・公式・デリバティブ投資分析
転換社債(CB)は社債+コールオプションの複合証券。転換価値(パリティ)は株式に転換したときの市場価値。CB 価格のフロアは「普通社債価値」と「転換価値」の大きい方で、実際の CB 価格はさらに転換オプション価値分上乗せ。
横軸株価・縦軸 CB 価格。普通社債価値(薄緑横線)と転換価値(赤茶斜線)の大きい方がフロア(灰破線)。実際の CB 価格(青)はフロア+転換オプション価値で常にフロアより上。
転換価値(パリティ)= 転換比率 × 現在株価。乖離率(転換プレミアム)= (CB価格/転換価値−1)×100%。CB価格のフロアは普通社債価値と転換価値の大きい方。
転換社債(CB: Convertible Bond)の基本概念: 転換価値(パリティ) 転換比率 現在株価 転換プレミアム(乖離率)
パリティは額面100円あたりに正規化した株価÷転換価格×100
パリティ(転換社債の株式としての理論価値)は「株価×転換比率」の絶対金額ではなく、額面100円あたりの価格表示に正規化したで計算する(2016年、2019年、2022年で共通)。転換社債の価格も「額面100円に対する価格」(例:90.4円)で表示されるため、両者を同じ単位(額面100円あたり)で揃えないと乖離率が計算できない。額面金額(100万円など)は転換比率=額面/転換価格の算出に使われるだけで、パリティの数値自体には現れないため、額面を掛けたまま絶対金額で計算すると単位が合わなくなる典型的な誤りとなる。
乖離率と株式としての性格の強弱判定
乖離率
転換比率 、現在株価 円のとき転換価値 円。CB 価格
転換比率 、現在株価 円のとき、転換価値(パリティ)はいくらか。
転換社債(CB)価格 円、転換価値 円のとき、転換プレミアムはいくらか。
転換社債(CB)価格のフロアとして正しいものはどれか。
転換価格の範囲を逆算する問題
2016年(問14(Ⅱ)(4))では、転換社債Bよりも転換社債Aの方が株式としての性格が強くなるという条件から、転換社債Bの転換価格として妥当な値の範囲を逆算させる出題があった。転換社債Aのパリティ(89.6)よりも転換社債Bのパリティが小さくなる条件を「転換価格が893円より大きい」という形で導出する必要があり、パリティの計算式を転換価格について解く応用力が問われる。