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生保数理・公式・連生
2人を1組にしたときの「平均であと何年」。2人とも生きている状態が続く年数の平均が同時生存の平均余命、少なくとも一方が生きている年数の平均が最終生存者の平均余命。後者は前者から足し引きだけで出せる。
同時生存の平均余命はどちらの単独よりも短く、最終生存者はどちらよりも長い。4つの和には恒等式が成り立つ。
平均余命は生存確率を時間で積分したものなので、連生でも定義はそのまま拡張できる。
最終生存者の平均余命は、積分し直さず包除で出せる
de Moivre型で極限年齢を 、歳、歳とする。
単独の平均余命は
、、 のとき、最終生存者の平均余命 に最も近いものはどれか。
2生命の平均余命について常に成り立つ関係はどれか。
de Moivre型の死力で極限年齢が100歳、歳、歳のとき、同時生存の平均余命 の値はどれか。
2生命の同時生存・最終生存者に関する平均余命。単生命の平均余命と同様、生存確率の積分で表し、最終生存者は包除で表す。
が同時生存(2人とも生きている)、 が最終生存者(少なくとも一方が生きている)である。
最終生存者の生存確率は包除原理で と書けるから、積分の線形性によって
がそのまま成り立つ。最終生存者は積分し直さなくてよいのがこの公式の要点で、実際の設問も「同時生存を積分で出し、包除で最終生存者に直す」という順に進む。
de Moivre型(死力 、極限年齢 )では 、 となる。2生命が同じ極限年齢 に従い のとき、積分の上限は先に尽きるほうの で
となる(2023年度問題2(6))。 を出したら から引くだけで最終生存者に届く。
4つの平均余命には が常に成り立つ
包除の式を移項しただけだが、計算後の検算に使える。同時生存が短くなるぶんだけ最終生存者が長くなり、合計は単独の和で一定になる。
大小関係は
同時生存はどちらの単独よりも短く、最終生存者はどちらよりも長い。求めた値がこの順に並ばなければどこかで取り違えている。
de Moivre型・同一極限年齢 で のとき
積分の上限は先に尽きるほう、つまり年長者の残余期間 になる。上限を にすると過大評価になる(2023年度問題2(6))。
同時生存は、上限を年長者の残余期間 にとって
最終生存者は包除で
検算として が成り立っている。また と大小関係も正しい順に並んでいる。
上限を誤って にすると積分がそこで負の被積分関数を拾ってしまい、値が合わなくなる。