F分布
知識マップ確率・用語
ひとことで言うと
独立な2つのカイ二乗を、それぞれの自由度で割ってから比をとった分布がF分布です。「2つのばらつき(分散)の比」を扱う検定の基準分布で、分散分析や回帰の全体検定で主役になります。 分布とも深いつながり( がFになる)があります。
こんなデータが従う
2つの独立な標本分散の比2標本の分散の等質性検定(F検定)の統計量分散分析(ANOVA)のF統計量重回帰分析の全体検定のF統計量2つの正規母集団の分散比の信頼区間
F分布は分散比を測る場面に現れる。分散分析や回帰のF検定では、説明される分散と残差分散の比がF分布に従う。
F分布は0以上の値だけをとり右に歪む非対称な形。上側臨界点より右の棄却域(斜線)では、分散比が有意に大きいと判定する。
数式で表すと
独立な2つのカイ二乗を自由度で割った比の分布。分散比の検定に使う。
試験に出る性質
定義
、 独立。値は0以上で右に歪む非対称分布。
用途
2分散の等質性検定、分散分析(ANOVA)、重回帰の全体検定など「分散比」を扱う場面の基準分布。
t分布との関係
。 を使えば定義からすぐ導ける。
臨界値の関係
。自由度15の例では 。
逆数と平均
。()。
例で見る
concept: t検定より:(自由度15)、。 ( の関係)。
つまずきポイント
- 分子・分母の自由度の順序を取り違える( は分子が 、分母が 。逆数で )
- カイ二乗をそのまま比にする(自由度で割ってから比をとる。)
- の自由度を混乱する(分子自由度は必ず1。分母は の自由度 )
定着クイズ
F分布の定義として正しいのは?
のとき は何に従うか?
のとき は?
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