損保数理・経験料率・クレディビリティ理論 4
確率変数 Y が確率密度関数
f(y)=Γ(α)θαyα−1e−θy(y>0)
で与えられるガンマ分布 Γ(α,θ) に従うとき、X=Y1 の従う確率分布を逆ガンマ分布 IG(α,θ) と呼ぶこととする。この分布の期待値と分散はそれぞれ
E[X]=α−1θ、V[X]=(α−1)2(α−2)θ2
である。
ある保険契約について、無作為に抽出した契約者の年間損害額 X は逆ガンマ分布 IG(3,θ) に従う。母数 θ には契約者ごとにばらつきがあり、ガンマ分布 Γ(2,1001) に従うものとする。同一の契約者の θ は各年で同一であり、θ を与えたとき各年の損害額は互いに独立とする。
いま、ある契約者の過去 12 年分の損害額 X1,X2,…,X12 から、この契約者の次年度の損害額を推定する。次の(1)(2)に答えよ。
(1) Bühlmann モデルに基づく推定量が
θ^1=Z⋅121i=1∑12Xi+c
と書けるときの Z と c。
(2) ベイズ方法論に基づく推定量が
θ^2=i=1∑12Xi1+BA
と書けるときの A と B。
(Z, c, A, B) の組合せとして最も適切なものは □ である。