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投資理論・用語・デリバティブ投資分析
標準的なオプションの変形版。バリアは「株価がある水準に達すると消滅 or 発生する」、エイジアンは「平均株価で計算する」、ルックバックは「最高・最安値を使う」。いずれも標準型より安いか高い特性を持つ。
バリア(KO/KI)・エイジアン(平均価格使用)・ルックバック(最高値/最安値を行使価格に)・コンパウンド(オプション上のオプション)の概念整理。
主要なエキゾチック・オプション: ①バリア・オプション:株価がバリア水準 に達したときに消滅(ノックアウト:KO)または発生(ノックイン:KI)するオプション。標準型より安価(KO は消滅リスクがある分だけ安い)。 ②エイジアン・オプション:行使価格または原資産価格に「期間の平均値」を使用。平均化で分散が小さくなるため、標準型より安価。商品取引等で実務利用が多い。 ③ルックバック・オプション:行使価格 or 原資産価格に期間の最高値・最安値を使用(例:「最安値で買う権利」)。最適な行使を保証するため、標準型より高価。 ④コンパウンド・オプション:オプションを原資産とするオプション(オプションのオプション)。例:あるコールを買う権利を持つコール(コール・オン・コール)。
ノックアウト条件付きオプションは通常オプションより価格が低い
2020年(問15(Ⅰ)(4))では、通常のヨーロピアン・プット・オプションに対し、「株価が期中または満期に一定水準(391円)以下となった場合にペイオフが0になる」というノックアウト型の条件を追加したバリア・オプションの価格を求めさせている。ノックアウト条件は原資産価格が閾値に達すると権利が消滅する制約であるため、通常のオプションの価格から必ず割り引かれる(価格が低くなる)方向で計算結果を検算できる。
経路依存型オプションの名称と定義の対応
バリア・オプション(あらかじめ定めた水準への到達可否でペイオフが決まる)、ルックバック・オプション(期間中の最大値・最小値に依存)、エイジアン・オプション(期間中の平均値に依存)、バイナリー(デジタル)・オプション(行使価格を上回るか否かで一定金額が支払われる不連続なペイオフ)の定義文を穴埋めで対応させる出題が繰り返されている(2018年問14(Ⅱ)(5)、2025年問17(3))。
コンパウンド・オプションとバイナリー・オプションの定義の入れ替えトラップ
2025年(問17(3)(D))では、「コンパウンド・オプションとは、原資産価格が行使価格を上回るかどうかで、一定金額が支払われるか何も支払われないかが決まる不連続なペイオフを持つオプションである」という記述が誤りとして出題された。この説明は実際にはバイナリー(デジタル)・オプションの定義であり、コンパウンド・オプション(オプションを原資産とするオプション)とは異なる。名称と定義文をセットで丸暗記していると、この入れ替えトラップに気づけない。
ノックアウト・コール(バリア 、行使価格 ):株価が一度も 120 を超えなければ通常のコール、超えると消滅。 が高いほど KO の確率が低く、標準コールに近い価格になる。
ノックアウト(KO)オプションとノックイン(KI)オプションの関係として正しいものはどれか。
エイジアン・オプションが標準型オプションより安くなる理由はどれか。
ルックバック・オプションが標準型オプションより高価な理由はどれか。