ブラック・ショールズ式
知識マップ投資理論・公式
ひとことで言うと
株価が対数正規分布に従うと仮定した連続時間モデルで欧州コールを価格付けする公式。 はリスク中立測度での行使確率、 はデルタに等しい。ボラティリティ が大きいほどコール価格は高い。
コールオプション価格(緑)とデルタ(赤茶破線)の変化。デルタは ATM()付近で約 0.5。深い ITM でデルタ→1(株と同じ動き)、深い OTM でデルタ→0。
数式で表すと
, ,
連続時間・対数正規モデルでの欧州コール価格。C = S₀N(d₁) − Ke^{−rT}N(d₂)。N(d₂) はリスク中立測度での行使確率。
試験に出る性質
ボラティリティ $\sigma$ が上がるとオプション価値も上がる
コール・プット両方において (ベガ )。株価の振れ幅が大きいほど行使できる可能性が上がり、ペイオフの期待値が増える。
インプライド・ボラティリティ
市場のオプション価格を B-S 式に逆代入して求めた 。市場参加者の「将来の変動率」の期待を反映。ボラティリティ・スマイル(行使価格によって異なる)が実務では観察される。
B-S 式の前提条件
①株価は幾何ブラウン運動(対数正規分布)に従う、②ボラティリティ は一定、③連続取引可能・取引コストなし、④配当なし。現実には②③④が成立しない。
例で見る
、、(連続)、、 年: 、
つまずきポイント
- B-S 式の は連続複利。試験では「無リスク利子率 5%」と書いてあっても、文脈によって を使う連続複利か を使う離散複利かを確認する。
- 。 と逆にしない。
定着クイズ
ブラック・ショールズ式で、ボラティリティ が上昇したとき、欧州コールとプットの価格はどうなるか。
ブラック・ショールズ式の が表す意味はどれか。
ブラック・ショールズ式の前提として誤っているものはどれか。
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