修正デュレーション
知識マップ投資理論・公式
ひとことで言うと
修正デュレーション(MD)は「YTM が 1% 上昇したとき、債券価格が何%下落するか」の目安。残存期間が長い・クーポンが低い・YTM が低いほど MD は大きく、金利リスクが高い。
YTM=6%を基準とした価格変化率の実際(緑)・デュレーション近似(赤破線)・コンベキシティ修正後(橙破線)の比較。デュレーション近似は直線で、大きな金利変動では誤差が生じる。
数式で表すと
金利 y が微小変化 Δy したときの価格変化率の近似:ΔP/P ≈ −MD·Δy。MD = マコーレーD/(1+y)。金利リスクの主要指標。
試験に出る性質
MD の感応度の向き
(金利上昇)ならば (価格下落)。MD が大きいほど金利上昇時の損失が大きい(金利リスク大)。
ポートフォリオの MD は保有比率の加重平均
。ポートフォリオ全体の金利感応度は各銘柄の MD の加重平均で求まる。
デュレーション近似が有効なのは小さな金利変動のみ
大きな金利変動では直線近似の誤差(コンベキシティ項)が無視できなくなる。より精密には 2 次近似(コンベキシティ補正)を使う(R021)。
例で見る
MD = 5.0、YTM が 0.5%(= 0.005)上昇したとき:()。債券価格が約 2.5% 下落する。
つまずきポイント
- 「修正デュレーション」と「マコーレー・デュレーション」を混同しない。。試験で「デュレーション」と書いてある場合、文脈からどちらかを判断する。
- の は「パーセンテージポイント」ではなく「小数表示」。金利 1% 上昇 。
定着クイズ
修正デュレーション の債券で YTM が 0.5%(0.005)上昇したとき、価格変化率の近似値はいくらか。
マコーレー・デュレーション 、YTM のとき、修正デュレーション はいくらか(小数第 2 位まで)。
次のうち修正デュレーションが最も大きくなる債券はどれか(他の条件は同一)。
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