読み込み中…
読み込み中…
モデリング・用語・時系列
時系列とは時間順に並んだ確率過程で、隣り合う時点の値が互いに相関しているのが特徴です。その『時間的な記憶』を数値化する道具が自己共分散 と自己相関 で、ラグ だけ離れた値どうしがどれだけ連動するかを測ります。定常な時系列は、この の並びによって『指紋』のように特徴づけられます。
AR(1)
時系列とは、時間 の順に並んだ確率変数の列 (確率過程)です。普通の独立標本と違い、近い時点どうしの値は相関をもつ——つまり『時間的な記憶』がある——のが本質で、その記憶の構造を捉えるのが時系列解析の出発点になります。記憶を数値化する中心的な道具が自己共分散関数 です。ラグ(時間差)
自己共分散関数
AR(1) で とする。
自己共分散関数 の定義は?
自己相関 と自己共分散 の関係は?
ARとMAの『記憶』の違いで正しいのは?
時間順に並んだ確率過程。定常性・自己相関で構造を捉え、AR/MA でモデル化する。
自己共分散はそのままだと値のスケール(単位の2乗)に依存して大きさを比較しにくいので、 で割って正規化したものが自己相関関数 です。 これは相関係数と同じく必ず に収まり、 から始まります。自己共分散が『絶対的な連動の大きさ』を、自己相関が『〜 に揃えた相対的な連動の強さ』を表す、という役割分担です。 をラグごとに並べた図がコレログラム(自己相関で扱うACF)で、時系列の記憶のパターンが一目で読み取れます。
この の減り方を見ると、AR と MA という2大モデルの『記憶の長さ』の違いがくっきり現れます。AR(自己回帰)は無限の記憶をもち、 は に向かって指数的に減衰しますが完全には になりません(AR(1) なら で永遠に尾を引く)。一方MA(移動平均)は有限の記憶しかもたず、MA() では がラグ を超えるとぴたりと に打ち切られます(MA(1) ならラグ2以降は )。つまり『尾を引けば AR、急に切れれば MA』で、自己相関の形がモデル選択の手がかりになるのです。具体例として AR(1) で とすると、、、 と減り、 となって公式 を満たします。自己共分散は という絶対スケールの値ですが、自己相関は 〜 に正規化されている、という対比がよく分かります。
自己相関関数
。 で正規化したもので 、。スケールに依存しない記憶の強さ。
定常なら指紋になる
定常時系列では が によらずラグ だけで決まる。数列 がその過程を特徴づける。
ARは無限の記憶(指数減衰)
AR は が に向かい指数的に減衰するが完全には にならない。AR(1) では で尾を引く。
MAは有限の記憶(打ち切り)
MA() は がラグ を超えるとぴたり 。MA(1) はラグ2以降 。尾を引けばAR・急に切れればMA。
、。
、 で公式 を満たす。自己共分散は絶対スケール、自己相関は 〜 に正規化されている。