標準化
知識マップ統計・公式
ひとことで言うと
標準化は で、どんな量も『平均0・ばらつき1』のものさしに揃える操作です。これにより『平均から標準偏差何個ぶん離れているか』で異常度を測れます。注意したいのは、標本平均を標準化するときは分母が生の ではなく、その統計量自身の標準誤差 になる点です。
上:母集団 の生の観測値 は平均から15ずれ 。下: の標本平均は と幅が縮み、 はわずか3ずれるだけで同じ 。分母が から に変わる。
数式で表すと
で平均0・分散1に変換。正規確率を標準正規表で読む基本操作。
試験に出る性質
定義と効果
。 に揃える。『平均から標準偏差何個ぶん離れているか』で異常度を測れる。
分布によらない一般性
平均・分散が有限ならどんな分布でも 。代数的事実で分布の種類によらない。
形は変わらない
標準化は平均と散らばりを揃えるだけで歪みや裾の重さは保つ。 が標準正規になるのは元 が正規のときに限る。
標本統計量の分母は標準誤差
標本平均の標準化は 。分母は生の でなく標準誤差 ( で縮む)。
検定・推定の基礎パターン
『統計量を標準誤差で割って標準化し、表で確率を読む』型は区間推定・仮説検定で繰り返し使われる汎用手順の土台。
例で見る
の母集団。生の観測値 を標準化:。 の標本平均 を標準化:分母は なので 。 生が15ずれた場合と標本平均がわずか3ずれた場合が、標準化後は同じ (=平均をとると散らばりが縮む実感)。
つまずきポイント
- 標準化すれば必ず正規分布表が使えると思う(標準化は形を変えない。 が標準正規になるのは元が正規のときだけ。歪んだ分布は歪んだまま)
- 標本平均の標準化でも分母に生の を使う(正しくは標準誤差 。 のぶん分母が小さくなる)
- になるのを正規分布限定と思う(平均・分散が有限ならどんな分布でも成り立つ代数的事実)
定着クイズ
標準化 の結果として常に成り立つのは?
標本平均 を標準化するときの分母は?
で の標本平均 の 値は?
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