母比率検定
知識マップ統計・用語
ひとことで言うと
コインの表が出る割合のような「母比率 」が、ある値 と違うかどうかを調べる検定です。最大のコツは、標準誤差を観測した比率 ではなく「帰無仮説の比率 」で計算することです。
母比率検定の数直線。帰無仮説の比率 を中心に、標準誤差で決まる の棄却限界帯を示す。観測した標本比率 はこの帯の内側に収まるので棄却できない。標準誤差は で計算するのが要点。
数式で表すと
母比率 の検定。標準誤差は の比率 を使う点に注意。
試験に出る性質
検定対象
母比率 が と異なるか()。標本比率 をもとに判定する。
標準誤差は $p_0$ で
。検定では の値 を使う。 を使う区間推定とは別。
検定統計量
は のもとで近似的に 。
正規近似の条件
かつ (concept: 正規近似)。満たさないと二項の厳密検定が必要。
例
→ で棄却できない。
例で見る
、、標本比率 のとき、標準誤差は の値で 、。 臨界値 と比べ なので棄却できない。 で正規近似は妥当。
つまずきポイント
- 標準誤差に を使ってしまう(検定では の値 を使う。 を使うのは区間推定のとき)
- や が小さいのに正規近似を使う(目安5未満なら近似が崩れる。二項の厳密検定へ)
- 片側と両側を混同して臨界値を取り違える(両側なら 、片側なら )
定着クイズ
母比率検定で標準誤差を計算するとき使う比率は?
、、 のときの は?
正規近似で母比率検定を使ってよい目安は?
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